■ルールの目的を理解させる ルールはただ何でも決めればいいというものではありません。決めるからには守らせなければ意味がありません。単純にあれはダメ、これはダメというのもあるかもしれませんが、何故ダメなのかを理解させる必要があります。 自分で理解できていないルールだと、最初の内は言われたからその通りにやっているということになりますが、自分の考えが出てくるようになると、不満が募ってくることもあります。 ですが、何故そのルールがあるのかを理解できていれば、不満が出てきてもある程度は納得できますし、代替のルールなども話し合えるようになるのではないでしょうか。ルールに関することは家族間で会話も増えることになりますし、ルールについてしっかりと考えるようになるのではないでしょうか。 ルールを守ることも大切なのですが、このルールについて考えるコミュニケーションも大切なのです。 ■ルールは絶対ではない

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ルールを決めてしまうとどうしてもそのルールに縛られてしまうことがあります。ですが、絶対ではないということもありますよね。体調にもよりますし、その時の周囲の状況や環境によっても変わってきます。 たとえば携帯電話やスマートフォンの使用のルールにしても、緊急時にはそうも言ってられない場合もあります。 ですからルールを守ることは大前提ですが、場合によっては守れない。守らなくてもよい場合があるのです。 守らなくてもよい場合は厳密にルール化してしまうことは必要ありません。それこそルールでがんじがらめになってしまい、逆にルールがなければ何もできないということになってしまいかねません。ルールは守りつつ臨機応変に対応できることも大切なのです。 トラブルを避けるためのルールが、完璧を求めすぎてしまうと逆にトラブルの元になってしまうこともあるのです。言い争いや喧嘩を避けるためのルールが、逆に喧嘩の元になってしまっては、ルールの意味がないですよね。 ルールを決める際も同じなのですが、ルールを決める相手を大切の思う気持ちがルールを決める際には大切なのです。大切に思うからこそのルールというのも多いのではないでしょうか。