子供の“名前の呼び方”は家庭環境やシチュエーションによって違ってきますよね。最近では個性豊かな呼び方をしているご家庭も多いよう。そこで今回は、一風変わった呼び方をしている例をご紹介しましょう。
ユニークな子供の呼び方
小さい子どもの名前には、“ちゃん”や“くん”をつけて呼びがち。しかし最近ではユニークな語尾をつける親御さんも増えています。ネット上では、「6歳ぐらいまで“○○たそ”って呼んでた」「赤ちゃんの時に呼んでた名前が抜け出せなくて、名前の語尾に“○○ぴょん”ってつけてる」「笑われるかもしれないけど、“○○ぼん”っていう呼び方が気に入ってるんだよね」といった声が上がっていました。
また、名前とは一切関係のない“あだ名”として呼んでいる人たちも。「王子とかプリンセスっていう名前をつけてる」「一回“きゃわ”ってあだ名が定着しちゃって離れられなくなった」「やんちゃだから“ギャン子(ギャングな子)”ってニックネームにしてる」というご家庭も増えているようです。
この呼び方に対し、「最近の親御さんはかなり特殊な呼び方をするんだね」「呼び方一つで子どもとの接し方が変わりそう」「好きなキャラクターのあだ名をつけたらやけに喜んでた」「あだ名の方が呼びやすいこともあるよね」といった声が続出していました。
子供の呼び方を使い分けるという声も
あだ名をつけたり独特な語尾をつけて呼んでいる人も、一歩外に出るとスタンダードな“ちゃん”や“くん”呼びなどを心掛けているよう。さらに親戚や目上の人などと会う時はより気を遣っていて、「先生とかの前では、普段の呼び方が出ないように心がけてる」「家庭ではあだ名で呼んでるけど、子どものことを誰かに話す際は必ず呼び捨て」といった声が上がっています。
また“シチュエーション”や“子どもの立場”によって呼び方を変えている人も多い様子。「『お兄ちゃん早く着替えて!』って言うとかなりテキパキ動いてくれた!」「叱っている時にあだ名で呼ぶと気が抜けるから、大体呼び捨てにする」「下の子をお世話してくれた時は『お姉ちゃん偉いね』って呼んでます」「優しく話しかける時とか、諭すような時は“くん”づけ」といった声が続出していました。
この使い分け方に、「うちの家庭も器用に呼び方変えてたなあ」「柔軟な切り替えは重要だよね」「ニックネームとしては何がついても構わないけど、TPOは考えた方がいい」「私も家庭内以外ではあだ名で呼ばないようにしてる」と共感の声が上がっています。
妊娠中は“胎児ネーム”をつけるのが今どき!?
ニックネームは、子どもが生まれてからつけるもの。しかし中には“胎児ネーム”をつけるご家庭も少なくありません。胎児ネームとは、果物の名前、出産予定日の季節、食べ物の名前などを胎児につけるニックネームのこと。
胎児ネームをつけたメリットとして、「赤ちゃんとの距離がグッと近くなった気がする!」「夫婦間で赤ちゃんの話をするきっかけ作りに最適」「親になる実感の薄かった旦那さんが、だんだんと変わっていった!」「『○○ちゃん元気?』って声をかけてる」「家族の絆が深まるからおすすめ」といった意見が上がっていました。
しかし、「生まれてからも胎児ネームで呼びそうになる」「胎児ネームのイメージが強く残っちゃって、名づけるときにしっくりこなかった」「旦那さんと胎児ネームをめぐって大げんかに…」といったデメリットもあるようなので、胎児ネームを使いすぎるのも注意したほうがよさそうですね。
子どもは、親からニックネームで呼ばれていたことを意外に覚えているもの。由来などを聞かれた時に、困らないものをつけるのがベストかもしれません。
文/河井奈津