以前、こちらの記事でご紹介したミュージアムミッション。
退屈しない博物館巡り!ミュージアムミッション2018
https://chanto.jp.net/childcare/education/47170/
ミッションクリアして、A賞の動物園裏側見学ツアーに応募したところ、なんと当選!!
横浜市にある野毛山動物園の舞台裏を覗かせていただきましたよ♪
裏側写真の掲載はNGとのことでしたので、表側の写真と、記憶を頼りにレポートしますね。
●キリンたちの寝室●
まず訪れたのは、キリンの寝室!
野毛山動物園には、2頭のキリンがいます。
・そらくん(男の子)
・モミジちゃん(女の子)
モミジちゃんは、そらくんのお嫁さん候補として、埼玉の動物園からやってきたんですって。
仲良く歩く姿が何ともキュート♡
普段、私たちが目にすることができるのは、日中にキリンが過ごしている外のエリア。
閉園すれば当然、休息や睡眠を取るためにお部屋に戻ります。
夜も外で過ごしているわけではないのですね!
そんなキリンたちの寝室にお邪魔させてもらいました。
寝床にはワラが敷いてあり、何とも居心地が良さそう♡
そらくんが赤ちゃんの時に使っていたという、焼酎の空きボトルで作った巨大な哺乳瓶!や、モミジちゃんが初めて野毛山動物園に来た時の写真などを見せてもらいました。
寝室を観察していると、そらくんが、「ボクのお部屋にいるのはだぁれ〜?何してるの〜?」と言わんばかりに、長い首をにゅ〜〜っっ!!と伸ばして近づいてきてくれました(笑)
外で遠目から見るのとはまた違って、ものすごい迫力!!
娘は、「キリンさんがわたしのこと見てた!!」と、帰宅してからもしばらく大興奮でした(笑)
●動物たちの病院●
お次は、野毛山動物園の動物病院へ。
普段はチェーンがしてあるエリアへ、特別に入れてもらいました。
こんな場所があるなんて知らなかったー!(旧市電の展示の奥)
動物園には、ちゃんと獣医さんが常駐しているんですって!
病院エリアまで連れてこれる動物には来てもらって、そうでない大型の動物たちが不調のときには、機材を持って出張もするんだとか。
この機材が、レントゲンや吸入器、酸素レベルや心拍数を測るモニターなど、人間さながら!
専用の入院室もあるそうで、まさしく「動物たちの病院」でした。
興味深かったのが、カメのレントゲン写真!
産卵場所を用意した方がいいかどうかを判断するために、カメのレントゲン撮影率はかなり高いそう。
カメの甲羅と複数のタマゴが写っているレントゲン写真を見たのは当然ながら初めてで、自然界とは違う、動物園の手厚さに驚きでした!
●動物たちの給食室●
最後は、動物園の台所。
エサの下ごしらえをする場所に潜入させてもらいました。
足を踏み入れた瞬間、野菜やお肉などの色んな匂いが~~
棚やバケツの中に分類された動物たちのエサ、野菜を蒸す巨大な釜など、当然ながら人間とは規模が違う!
エサづくりの気配りぶりには驚きました。
例えば、同じ野菜や果物をあげるのでも、手でしっかりと持って食べることができるチンパンジーと、口元に運んで食べるタヌキとでは、カットする大きさを変えていたり。
二羽のコンドルがいて力関係があり奪い合いがあった時には、片方には塊のまま、もう片方にはすぐ食べられるようにサイコロ状に切って与えていたというエピソードを伺ったり。
カロリー過多にならないように、豚肉や牛肉ではなく馬肉を与えるなど、動物たちの種類や性格にあわせて臨機応変に対応されている様子はさすが!
(我が家の子どもたちに対するより手厚いかも。笑)
食パンや牛乳はパン屋さんから仕入れているそうで、賢い子は、パックの牛乳にストローを差して飲んだあと、そのストローを使って水も飲んだりするんだとか!
本当に人間みたい!給食室はまさに各家庭にある台所のような場所でした。
●動物園、たくさん遊びに行こう!●
以上、3ヶ所の裏側を見せてもらって、何気なく出かけていた動物園を見る目が変わりました!
特に、キリンの飼育員さんの言葉で印象的だったのが、
「動物園は皆さんのおかげで成り立っています。動物たちは皆さんの財産なんです。だから、たくさん動物園に遊びに来てくださいね!」
という言葉。
動物園は、エサ代や設備などの維持費に管理費、飼育員さんや獣医さんの人件費、たくさんの経費がかかっています。
それでも横浜市が運営するこの動物園が入場無料なのは、リアルな話をすれば、私たちが支払っている住民税、市県民税などで賄われているから。
動物園に限らずですが、たくさん行かなくちゃ損!ですね。
普通に遊びに行くだけでも充分だけれど、裏側を知ると、動物たちの生態や飼育員さんの愛情や努力が伝わってきて、動物園を見る目が変わります!
キリンの寝室に入れるチャンスはなかなかないそうですが、「動物園の台所ツアー」と「動物病院ガイドツアー」は、定期的に開催しているそうですよ。
動物たちのお食事タイムは毎日見ることができます。
季節ごとのイベントも充実しているので、ぜひホームページをチェックしてみてくださいね。
●野毛山動物園
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/
横浜市西区老松町63-10
電話:045-231-1307
開園時間:9:30~16:30
料金:無料
CHANTOママライター/ささきけいこ