■「見せる収納」は無理をしない

オシャレな収納としてもはや定番になっているのが、「見せる収納」です。日常で使うアイテムをオシャレな容器に入れ替えたり、あえて扉を外し、抜け感を狙ったり……。確かに魅力的ですが、見せる収納でなかつ生活感がないインテリアは、かなり難易度が高いものと心得ておきましょう。 また当然のことながら、「見せる収納」は「隠す収納」よりも掃除やメンテナンスの手間が大きいもの。もし「自信がない」「やってみたけれどしっくりこない」という場合には、潔く諦めた方が良いでしょう。 時間に余裕ができるまでは、「隠す収納」で乗り切りましょう。棚に目隠しの布をつけたり、収納のガラス部分を目隠ししたりするだけでも、生活感は軽減できます。

■テーマカラーを決める

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スッキリとした生活感のない空間は、色味がきちんとコントロールされているケースも多いもの。限られた色合いを上手に使いこなすことで、統一感のある素敵な空間を生み出しています。 色のバランスを調整するのが難しい!と感じたときには、まずはお部屋のテーマカラーを決定しましょう。モノトーンやナチュラル系のカラーは、子育て世代にとっても馴染みやすいもの。無理なく生活に取り入れられることでしょう。 全体のテーマカラーがはっきりしていれば、ポイントで別の色合いが混ざったときにも、「アクセントカラー」として作用してくれます。 まずは今現在のテーマカラーが何色なのか、判断するところからスタートしましょう。

■子ども用アイテムは統一感のある収納で

子育て中の家庭のリビングに欠かせないものといえば「子ども用アイテム」です。特に子どもが小さい時期には、「リビングの目の届くところで遊んでほしい」と思うケースも多いもの。必然的に、子ども用の雑多でカラフルなグッズがリビング内に侵入してくることになります。子育て中にもっとも生活感につながりやすいポイントと言って良いでしょう。 とはいえ、子どものためにはどれも欠かせないものばかり。こんなときには、ぜひ収納スペースに工夫を凝らしてみてください。 子どものおもちゃボックスを全て白で統一すれば、カラフルなおもちゃも効果的に目隠ししてくれます。ボックスの表にイラストや文字でラベルをつければ、統一感を損ねることなく、子どもにとっても使いやすい収納を実現できます。 また、扉付きの収納がリビング内にあるのであれば、そこを「子ども専用スペース」と割り切るのもオススメです。全てをそこに収納することができれば、生活感のない暮らしの実現に近づくことでしょう。