健康で美しい素肌を守るために、欠かせないのがスキンケアです。いつまでも若々しい状態を保つため、「時間がない中でも、できることを頑張っている!」という女性も多いのではないでしょうか。 女性の見た目年齢にも大きく関わってくるのが、素肌の状態。しかしケア方法を間違えると、「メイクで隠そうと思っても無理なほど、ボロボロの状態」になってしまう可能性もあるのです。 良かれと思ってやっているスキンケア方法が、実は「やりすぎ」で、かえってトラブルを引き起こしている可能性も! 間違っている過剰スキンケアについて、情報をまとめます。
■間違ったスキンケア方法1.「化粧水のつけすぎ」
洗顔後のお肌のケアに欠かせないのが、化粧水です。化粧水は、皮膚の角質を柔らかくするほか、水分を与えて乾燥を防ぐ役割があります。 洗顔後、肌を放置しておくと、どんどん皮膚の乾燥が進んでしまいますから、できるだけ早く化粧水によるケアが必要だと言われています。 さて、そんな化粧水ですが、クリームや美容液と比較してつけ心地が軽いこともあり、「どんどんつける」という方がいます。洗顔後以外にも、「乾燥が気になったタイミングで、肌に乗せる」という方もいるかもしれませんね。 しかし化粧水のつけすぎは、かえって皮膚の乾燥を引き起こしてしまいます。化粧水には、皮膚の角質を柔らかくする効果がありますが、化粧水をつけすぎると、皮膚の角質はふやけてしまいます。 非常にデリケートな状態になり、かえって水分の蒸発を進めてしまうと言われています。またバリア機能が崩れれば、当然それも皮膚の乾燥の原因になってしまいます。 さらに「化粧水をしっかりとつけたい」という気持ちで、ゆっくりと作業をしていると、化粧水を塗ったにも関わらず乾燥が進んでしまうようなケースも少なくありません。コットンを使って化粧水を塗っている場合、コットンの使い過ぎが肌に悪影響を与えてしまう可能性もあります。 重要なのは、化粧水をぬったら、できるだけ素早く油分やクリームで「ふた」をすること。また、コットンによる「擦れ」の刺激を最小限にすることです。 「ただ化粧水だけをたっぷりと塗れば、スキンケアは完璧」と思うのは、非常に危険です。間違った方法をとっても、残念ながらスキンケア効果は高まらないのです。
■間違ったスキンケア方法2.「洗顔のしすぎ」
皮膚の状態を健康に保つためには、「汚れを適切に除去する」というステップも重要な意味を持ちます。しかしだからといって、一日に何度も洗顔をするのはオススメできません。洗顔が原因で、オイリー肌やニキビ肌といったトラブルを引き起こしている可能性もあります。 そもそも洗顔の目的は、皮膚に溜まった汚れを取り除き、その後のスキンケア成分を肌の内部にまで浸透しやすくすることです。 「汚れが落ちるのなら、良いのでは?」と思うかもしれませんが、洗顔するたびに、「汚れ」だけではなく「本来なら皮膚を守ってくれるはずの皮脂」までをも洗い流してしまうのです。 特にお湯を使って洗顔をする場合、この皮脂が洗い流される可能性が高くなり、バリア機能が低下した皮膚が「乾燥肌」や「敏感肌」になってしまう、というケースがあります。 また洗顔時に、皮膚をごしごしとこすれば、摩擦で傷をつけてしまいます。こちらも皮膚トラブルの原因になるので、十分に注意してください。 理想の洗顔頻度は、一日二回、朝と晩です。皮脂汚れをきちんと落としつつ、適切な皮脂量を守るために、この回数を意識してみてください。