実は気になっているけどなかなか聞けないというのが、他人の家の食費ですよね。というのも、その家庭の食費が知りたいというわけではなく、自分の家庭の食費がどうなのかという基準にしたいという人も多いかと思います。 もちろん、収入や世帯数によっても違ってくることになりますよね。家族が多ければその分食費もかかりますし、収入が少なければ、あまり食費にお金を使うわけにもいきません。 総務省の調査による食費と比較してみると、自分の家庭の食費が適正なのかどうかが見えてくるのではないでしょうか。
■一人暮らしの食費は?
一人暮らしの食費としては、約42,600円が平均となっています。1日あたりにすると、約1,400円となります。収入の平均が約259,000円ですから、収入に占める食費の割合は約16.5%となります。ただし、これは平均ですので収入によっても異なってきます。 その傾向として、収入が高くなるほど食費の割合は減っていくのですが、食費の内で外食に使うものが増えていく傾向があるようです。 同じものを食べていれば、収入に関係なく食費に違いはありません。ですが、収入が高ければその分いいものを食べたり、外食の機会も増えたりため、食費は増えていきがちなのです。 収入ではなく全体の支出における食費の割合をエンゲル係数と呼び、その数値が生活水準の値として使用されています。そのエンゲル係数で見た場合、意外と数値は横ばいになっているので、収入が高いほうが生活水準が高いというわけではなさそうです。 これは長く続いた不景気の影響がありそうです。収入が増えてもそれを貯蓄に回しているということなのかもしれません。