ワーママには仕事をしているということで社会的地位もあります。社会的地位があるということが果たさなければならない責任も多いということです。ママとしての顔とオフィスワーカーとしての顔を持たなければなりません。 ワーママを悩ませるのは業務の多さです。子どもを持っている女性は時短勤務を選択することがありますが、対処しきれない仕事は家に持ち帰って片付けたりもします。 そうすると夫から仕事を家に持ち帰るなと嫌味を言われてしまってなかなか集中できないという声もありました。この場合夫が妻の仕事を理解してくれないのもトラブルの原因ですが、仕事が多いのもワーママを苦しめている原因ではないでしょうか。かといって雇う側としては同じ勤務条件ならワーママでも独身の社員と同じように扱いたいでしょうから難しい問題ですね。 さて、小さい子どもによくあるのが急な発熱です。命に関わる場合もありますので異変を感じたら病院に連れて行ったり、看病するなどの対策をとる必要があります。しかし子どもはいつ熱を出すかわかりません。有給などを取って対処できますが、それでも後で穴埋めをするなどの気遣いが必要になります。育児休暇の時期を過ぎても子どもの体調が安定しないときは、夫に仕事を休んでもらうよう頼めるようにしておくと楽ですね。
子どもと近いからこそ悩む
子育てにはいくつもの壁があるといいます。保育園入園のタイミングである「1歳の壁」、3歳までは子どものそばにいるべきという理論で姑と対立しがちな「3歳の壁」、学童保育が始まる「7歳の壁」、自我が目覚めるタイミングの「10歳の壁」、中学受験を検討する「12歳の壁」、思春期が始まる「ティーンエイジャーの壁」など、子育てについて話題になった壁は枚挙にいとまがありません。 しかし、たくさんの壁にぶち当たっても子どもに寄り添うのはママというケースが多いです。壁と呼ばれる年齢の子どもと接するうちに仕事を辞めてしまうワーママは少なくありません。 たとえば、7歳になった子どもが小学校に上がり、学童保育を受け始めたとしましょう。学童保育で何があったのか、学校で楽しく過ごせているかどうかなどは、接する機会の多い母親に直接伝わります。なんとなく寂しそうにしている子どもを見てもどかしくなり、就業を諦めるママもいるようです。子どもとの距離が近いからこそママが悩むことがあるのです。 ワーママが家庭と仕事の両立で悩むのは子どもが小さいうちだけだと思われがちで、子どもが小学4年生頃になると独身の社員と変わらないくらい仕事を振られることもあります。ですが、子育てにこそ壁が多いので周囲の理解と協力が必要となります。配偶者に対する壁、仕事に対する壁、子育てに対する壁は他人ごとではなく、既婚男女なら誰でもぶち当たる問題として考えておくとよいのではないでしょうか?そうすればワーママの置かれている状況がよくなっていくかもしれません。