家事と仕事を両立している人にとって、自分の時間を確保するのは大変です。一日24時間では全然足りないと感じている人も多いかもしれませんね。 家事に追われている人は、少しでもいいから自分の時間を持ちたいと思うことでしょう。のんびりテレビを見たり、好きなことに時間を費やすことができれば、身も心もリラックスできるものです。 毎日の料理や掃除、洗濯などの家事を少し工夫するだけで、時間は有効活用できます。心に余裕が持てるよう、ぜひとも時短家事を取り入れてみてください。
■料理の下ごしらえはまとめてやっておく
家事の中でも特に時間がかかってしまうのが料理です。買い物に行く時間や調理時間、洗い物やキッチンの掃除時間を含めると、家事の大半の時間を調理に費やしてしまいます。 少しでも時間を有効に使いたいのなら料理に使う野菜やお肉などの材料を、まとめて下ごしらえしておくと時短調理が可能です。 料理の中で特に手間と時間がかかるのが、野菜の下ごしらえです。休みの日や時間があるときにまとめて野菜を切っておくと、料理にかかる時間をグッと短縮することができます。 にんじんや大根、ジャガイモやゴボウのような根菜は何本かまとめて皮をむいておき、利用する料理の大きさにカットしておきます。 まだメニューが決まっていない場合でも適度な大きさに切り分けておけば、調理するときにすぐに使えます。 葉物野菜は下ゆでしておき、ひと口大にカットして冷凍しておくと、どんな料理でも活用できます。ブロッコリーやアスパラガス、インゲンなどの野菜も冷凍が可能なので、購入した日に全てカットして茹で、冷凍しておきましょう。 玉ねぎのみじん切りは冷凍保存が可能です。利用する都度みじん切りにするのは面倒なので、みじん切りにする際に何個か一気にみじん切りにして冷凍しておくと便利です。 できれば一週間分の献立を先に考えておくと、必要以上に下ごしらえはしなくて済みます。献立を決めておくことで時短にもつながりますので、休日にでも決めてみてはいかがでしょう。
■朝食はワンプレートで
お弁当や朝食を作らなければならない朝は、なるべく料理にも時間をかけないようにしたいものです。 料理以外に時間をかけないようにするには、ワンプレートのお皿を利用してみると良いでしょう。洗い物が減るので、大幅な時短につながります。 仕切りのついたワンプレート皿が販売されていますので、朝食やランチなどに活用できます。見た目にもオシャレなので、食卓を華やかに彩ることができます。
■掃除はこまめにすることで時短につながる
掃除はまとめてしようと考えていると汚れがたまり、余計に掃除する時間を必要とします。時短掃除を実行させたいなら、普段からこまめに掃除しておくことが大事です。 がっつり掃除をするのではなくテレビを見ながらついでに掃除をしたりと、片手間で掃除をすることが時短掃除に役立ちます。ハンディワイパーのようなほこり取りや粘着カーペットクリーナーを利用すると、ちょっとしたゴミやほこりは取り除くことができます。 また、掃除用ロボットを利用するのも時短掃除の方法の一つです。掃除機を出して掃除するのは、時間も労力もかかります。経済的に余裕があるのなら、掃除用ロボットを導入してみるのもおススメです。 キッチンの汚れをためると、後々の掃除が大変になります。洗い物は食器洗い機で時短が可能ですが、コンロやシンク周りの掃除はそうもいきません。特に油汚れはたまると樹脂化し、さらに汚れが落ちにくくなります。 油汚れは面倒でも毎日掃除するようにしたほうが、後で大掃除をする際に時間をかけなくて済みます。
■お風呂上りにさっとひと掃除
水回りの掃除も普段ちょっとしたひと手間を加えるだけで、キレイな状態を保つことが可能です。お風呂掃除を時短したいのなら、お風呂上りに全体をシャワーするだけでカビやぬめり防止となります。 お風呂の掃除で困ってしまうのが、カビやピンク色のぬめりです。どちらも湿気や石鹸やシャンプーの泡が原因で発生しますので、入浴後お風呂場全体を流すとカビ防止になります。水を流した後は必ず換気扇を回し、湿気対策をとりましょう。
■洗濯は必要な分だけ先に洗う
洗濯にかかる時間を短縮したいなら、洗濯物を仕分けて必要な分を先に洗うのがおススメです。日常的に着る洋服や下着は先に洗い、急がなくて良い洗濯物は休日にまとめて洗うと時短できます。 自分で脱いだものを仕分けてもらえるよう洗濯かごを複数用意しておくと、すぐに洗濯することができます。 洗濯物はハンガーにかけて干すようにし、乾いた洗濯物はハンガーごとクローゼットにしまうと洗濯時間を短縮できます。 また洗濯は時間のない朝にするより、夜の間にしておくことで時間を効率良く使えます。夜に洗濯をして室内で干しておき、朝になったら屋外に干します。雨の場合はそのまま干しておくことができるので、時間を使うことはありません。 洗濯物を干す乾燥器や除湿機がない場合は、エアコンのある部屋で干すと湿度も上がらず洗濯物が乾きます。最近では冷暖房にエアコンを使用している家庭も多いので、エアコンを活用して洗濯物を干してみてはいかがでしょうか。