出産後も働き続ける理由は、人それぞれ。 「働きたくなかったけれど、働かざるを得なかった」という人もいれば、「仕事が好きだから、辞める選択肢はなかった」という人もいます。 そんなワーママたちが感じる、働くことの「メリット」と「デメリット」はなんでしょうか? 働くママ305名にアンケート調査をしました!
半数以上のママが経済的なメリットを感じている
ワーママ305人に「働くママのメリット」をたずねたところ、「家庭のために経済的」と答えたワーママが全体の約33%、次に「自分に使えるお金がある」が約25%と、経済面でのメリットを上げる人が半数以上いました。 今後、子どもにかかる生活費や教育費などを考えると、「収入は多ければ多いほどいい」という声が多かったです。 また、自分のためにお金が使えるのも、「いつまでもキレイでいたい」と願う今どきママにとっては、大きな魅力。「働いていると余計にお金もかかるけど、人に見られる緊張感もあって、ちゃんとしようと思う」という声も。 そういう意味では、「メリハリができる」「生きがいがある」についても、ママ自身が輝くために必要な要素なのかもしれません。 子どもと片時も離れたくないママがいるいっぽうで、子育てとは別の時間がほしいと思っているママも当然います。 仕事が育児の、育児が仕事の息抜きになっていることで、毎日をイキイキと過ごせるのならば万事OKと言えそうです。 もうひとつ興味深かったのが、少数ながら「ママの経験が仕事に活かせる」というメリット。 たしかに働くママが増えるにつれ、さまざまなシーンで「家事や育児に誰かの手を借りたい」という需要も高まっています。 そんなとき、ママの経験がある人ほど心強いものはありません。 子どもに手がかからなくなったら仕事に復帰したいというママにとっても、ブランクを気にすることなく活躍の場があるのはうれしい話ですね。
働いていると、とにかく時間が足りない!
デメリットについて聞くと、経済的なメリットと引き替えに、働くママの半数以上が犠牲にしているのが、“時間”。 また、時間がない=「休息する暇もない」とも言えますから、そういう意味では、大多数がひたすら時間に追われる毎日を送っているようです。 働くママの1日を考えれば、それも当然のこと。 朝早く起きて、子どもの朝食やお弁当を作ったあとにバタバタと出勤、仕事を終えたあとは急いで保育園や学童へお迎えに行き、帰ってきたら夕食の準備、そして風呂・寝かしつけ……と、息つく暇もありません。 そして子どもが寝てしまえば、ようやく自分の時間……とはなかなかいかず、「ヘトヘトに疲れてしまって子どもと一緒に寝落ちしてしまう」ワーママもちらほら。ほかには「仕事を自宅に持ち帰って作業の続きをしている」というママもいます。
働くことを選んだのは自分自身とはいえ、「子どもと過ごす時間が減る」ことを心苦しく思っているママは多いもの。ただ、申し訳ないと思うのではなく、一緒に過ごせる時間が少ないぶん、子どもには“前向きに働く”素敵なママの姿を見せるのが、次世代への環境づくりの一助になるのかもしれません。加えて、しっかり愛情を伝えられる方法を模索したいですね!