「たまひよ」が、赤ちゃんの名前に関する「たまひよ名前ランキング」調査を実施。今年1月~9月に生まれた新生児9459人を対象に、名前や読み方、漢字などについての調査を行いました。その結果が発表されたのでご紹介しましょう。
2018年に生まれた赤ちゃんの名前ランキング!
まず「全体ランキング」から。男の子の名前は「蓮」(昨年2位/主な読み「れん」)が、2016年以来2年ぶりに1位になりました。「蓮」は2008年から11年連続トップ3に入る人気の名前。蓮(はす)がしっかりと根を張る植物であることから力強さを感じさせ、また短く呼びやすいことも人気の理由だと思われます。そのほか男の子の名前は、主な読みが2音、3音の名前の人気が定着。トップ10内に4音以上の名前はランクインしていません。
女の子の名前は、「陽葵」(主な読み「ひまり」)が3年連続で1位に。ひまわりを連想させる名前で、真っすぐな性格の明るい子にという願いが込められていると思われます。また、5位「澪」(主な読み「みお」)、8位「琴音」(主な読み「ことね」)が初のトップ10入り。和の美しさを感じさせる名前が急上昇しました。
そのほか、トップ10の中には「芽依(めい)」「莉子(りこ)」「澪(みお)」「凛(りん)」「結愛(ゆあ)」「陽菜(ひな)」といった主な読みが2音の名前が6つランクイン。男女ともに、呼びやすい名前が支持を集めています。
佐藤健さんから影響を受けて漢字をつけている?
続いて、漢字ランキングを発表。男の子の名前の傾向は、14年連続で「太」が1位になりました。スケールの大きさが感じられ、他の字と組み合わせやすい漢字は毎年人気。「太」「大」「翔」は10年連続でトップ3に輝いています。
女の子の名前の傾向は、「花」が初の1位に。かわいらしく、添え字としても使える「花」は毎年トップ10入りするほど人気です。また、花の「ジャスミン」連想させる「茉」は17位で初めて20位以内入りを果たしました。
さらに「2018年に活躍した人の名前ランキング」を発表。男の子の名前で、47位「健」(昨年113位)、47位「律」(昨年190位)がそれぞれ急上昇してTOP100入り。この傾向は『半分、青い。』をはじめ、ドラマや映画に大活躍した佐藤健さんの影響からでしょう。女の子は『アンナチュラル』『トドメの接吻』などのドラマに登場したからか、読みで35位「みこと」(昨年130位)が急上昇しています。
その年に活躍した人の名前にあやかって名づける人も多いですが、その傾向は近年になって減少。インターネットの普及によって、より多くの情報を参考にして名前をつける人も増えているのかもしれません。
■調査概要
調査内容:2018年1月1日~2018年9月30日に生まれた赤ちゃんの名前
調査対象:「たまひよ」の直販商品を利用した人の子ども(回答は任意)
調査対象数:9459名(男の子4929名、女の子4530名)
調査項目:名前の読み、漢字など
文/原田美咲