私の好きなママなんだからね!(奈央さん/29/受付)

 

「おばあちゃんなんて嫌い!」…姑にとても懐いていた娘が、突然そう言うようになったのは、4歳になった頃からです。姑にまったく寄りつかなくなり、抱っこでもしようものなら泣きわめくんです。

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つらそうにしている姑の姿はかわいそうにも思いましたが、内心(ざまあみろ)と思っている自分もいました…なぜなら、私は姑からの嫁いびりにあっていたからです。なにをしても「ダメな嫁」「できそこない」と言われる日々、私も姑のことが大っ嫌いになっていたんです。 でもこのまま娘が姑を拒否し続けると、用事ができたときなどに姑に預けることができず、それはそれで困りもの。そこである日、姑がいる前で娘に「どうしておばあちゃんのこと嫌いなの?」と尋ねてみたんです。 すると娘は涙ぐみながら「だっておばあちゃん、ママのこと嫌いなんだもん」と。そして「私が大好きなママのこと嫌いなおばあちゃん、私は嫌い!」と続けたんです。それ以来、姑が私のことをけなすことは二度とありません。