保護者や地域の親睦を深めたり、得た収益を設備や行事に活用する目的の「保育園のバザー」。父兄みんなで協力しあい、子どもも大人も楽しめる恒例行事…のはずですが。手作りの品物を巡って、ハンドクラフトが得意な「ハンクラママ」が被害に遭っている、という通報が。さっそく現場で聞き込みしました!
断れない私が悪いの?!(凜花さん/30歳/受付)
不器用だという3人のママ友から、バザーで出す商品制作を依頼されたとき、手芸が趣味の私は「いいよ」と軽〜く引き受けてしまったんです…しかし後々、この判断をとても後悔することに。
バザーまでは残り1か月、時間はあまりないですが「3人分ならなんとか、どうせ一人あたり2、3個でしょ」と油断していたのです。が、後日、依頼されたのは、かなり手の込んだデザインの小物入れ、しかも「ひとり最低10個は欲しい」という無茶ぶり。「それは無理です!」と言いましたが、彼女たちの押しの強さについ了承してしまいました。 それからの1か月は、まさに寝る間も惜しんでの作業。材料費も相当かかりましたが「後で払うから! もちろんお礼もするね」と言っていたので安心していたんです。 バザー当日、私の作った商品はすべて完売。達成感と満足感で涙ぐむ私…それを尻目に、ママ友たちは「じゃあねー」と言って、さっさと帰っていきます。え、待って?!「ちょっと、材料費!」と叫んだのですが、「またね~」と言いながら立ち止まる気配なく…結局それから数か月経ったいまも、お礼はおろか材料費すら返ってきません。