お風呂を賢く利用、体を芯からあたためる
入浴は、冷え症の主な原因である、血液循環のとどこおりを改善します。特に38~40度のぬるめの湯温は、副交感神経を活発化させて血管を広げ、芯からあたたまれます。
「シャワー温冷交替浴」
自律神経の調節機能に刺激を与えて回復させる入浴法、家庭の風呂で手軽に実行するにはシャワーを使うと便利です。入浴の最後に、シャワーでお湯を体に3分間かけ、次に水を10秒。これを5回繰り返します。最後は水で終わるようにするのがポイントです。手足が冷える人は、冷える部分にだけこのシャワー温冷交替浴をするとよいでしょう。※ただし、この温冷交替浴は心臓に負担がかかるので、心臓疾患、肥満、または高血圧、動脈硬化などの症状がある人は、絶対に行わないでください。
「薬草風呂」
植物が持つ精油成分を皮膚に作用させ、血行を改善するのが薬草風呂です。
「だいこんの干場(ひば)湯」干しただいこんの葉3株分を木綿袋に入れ、湯船に沈めて水から沸かします。
「ヨモギ湯」乾燥ヨモギの葉300gで同様に沸かします。このほか、ショウブ、塩、アカマツの葉、陳皮(みかんの皮の日干し)、おろしにんにく、ゆずの皮の煎じ汁などを入れると薬湯になります。
※ここで紹介した内容は『最新 食べて治す医学大事典』(根本幸夫ほか監修・主婦と生活社刊)からの引用です。もっと知りたい方はこちら!