shelly

 

—— CHANTO読者の働くママ、そしてパパにメッセージをお願いします。

 

SHELLYさん 

イクメンもそうだけど、言葉から変えなくちゃと思っています。働くお母さんって「今日は誰が子どもの面倒をみているの?」って訊かれる機会すごく多いんです。私はそういうとき「旦那がみています」って答えます。すると「旦那さんがみてくれてるんだ」って言われるんですよね。「みてくれてる」という気持ちはもちろん自分の中にはあります。でも、それを人に言われるのは違うと思うんです。「旦那が自分の子どもの面倒をみています」という意味なわけで。「してくれている」という言葉から変えていかないと、悪気はないんだろうけれど、「子ども置いて仕事しているの?」って聞こえちゃうときがあるんです。

 

お父さんが働いて、お母さんが家事や子育てをする。その逆があってもいいし、共働きの家庭だってある。それぞれの家庭にそれぞれのルールがあっていいと思うんです。そういうことをフレキシブルに考えられるような世の中になればいいなと思うんです。

 

あ、メッセージでしたね。

 

ワンオペ育児って言葉があるように「辛いな」って思っているのであれば、「もっと人に頼っていいんだよ!」って言いたいです。私、子育てを始めてから、人生で一番家族に甘えています。仕事だけじゃなく、遊びや食事に行った先で、「ちょっとよろしく!」ってお願いしちゃうことにしています。温かいものは温かいまま食べられるときを逃さないように(笑)

 

あーーーまえまくってますよ、私。人に甘えること、甘える自分を許すってしていくと気楽になれると思います。

 

ryuchell

 

りゅうちぇるさん 

では僕はパパに向けて。僕は、そもそも昔から女だから、男だからみたいな表現が嫌いだったんです。ちっちゃい頃からバービー人形とか好きだったのに、周りは「男の子は体育が楽しいよね、女の子は家庭科がおもしろいよね」みたいな考えた方多くて。僕は、外で元気に遊ぶのは日焼けとかしちゃうから嫌だなとか思ってたし、固定概念とかすごく苦手でした。だからこそ、今、パパだから、ママだからということはなく、ぺこりんが大変なら僕も大変。ちゃんと個々として見ることが子育てにも大切なことだと思っています。

 

おっぱいをそのままあげる以外は、なんでもできるんです。パパだから、ママだからではなく、個人として見たときに何が大変なのかを、思いやりを持って見つめるべきだと思います。二人の子どもだっていうことを忘れずに。もちろんお仕事もがんばらないといけないから大変だけど、家事だって大変なんです。しっかり見つめて、取り組んでいけば素敵な家族になるんじゃないかなと思っています。

 

<プロフィール>SHELLY 

スカウトがきっかけで14歳のときにモデルデビュー。ファッション誌のモデルやテレビやラジオのDJとしても活躍。現在は情報番組のキャスター・司会も務め、バラエティ番組には欠かせない存在に。2人の女の子のママ。

 

<プロフィール>りゅうちぇる 

高校卒業後に上京し、原宿でショップ店員をする傍らで読者モデルとしても活動。2015年のテレビ出演をきっかけに大ブレイク。現在は、タレント業を中心に活躍中。2018年7月に長男・リンクくんが誕生。

 

>>>『前編』はこちらから…

 

取材・文/タナカシノブ