生まれて初めてお母さんと離れて過ごすことになる幼稚園。すんなりと親離れして友達と楽しく過ごしてくれればよいですが、なかなかそうもいきませんよね。特に“早生まれ”の子どものお母さんは、大きな悩みに直面する人が多いようです。

早生まれの子どもの入園時期


今回話題になったのは、早生まれの子どもの入園時期について。子どもの頃の生まれ月の差は、言葉やコミュニケーション力にも関わってきます。年少から幼稚園に預けようとすると、発達の差が浮き彫りになってしまうことも。困り果てたあるお母さんは、ネット上で「早生まれの子の幼稚園入園は年少から? 年中から?」と意見交換を求めました。

 

このお悩みに対して、年少から入れる派は「うちは早生まれだからこそ早く友達を作ってほしくて年少から入れたよ」「年中からだと定員オーバーになることが多いから無理して年少から入れました」「言葉は友達と一緒にいれば自然と育っていくと思う」「全員が4月生まれなわけではないから、1年の差が… とかって悩まなくて大丈夫だよ」「早生まれでも活発な子はいるし、子どもの性格にもよるかも」といった声が続出。

 

一方年中からの入園を勧めるお母さんも多いようで、「早生まれの子はお母さんといる時間も少なくなっちゃうから、入園はもうちょっと甘えさせてからでも遅くないと思う」「年中まで待てば周りとの差も縮まってくる気がする」などの意見が飛び交っ/keyword/入園準備/ていました。

1年間は療育に費やすのもあり?


さらに悩みを打ち明けたお母さんの子どもは、少し言葉の発達が遅れ気味。「1年間療育に通わせてからのほうがいいのではないか」という不安も抱えているようです。

 

“療育”については賛成派の意見が圧倒的な数を占めており、実際に先輩ママからは「言葉の遅れが心配なら療育は続けるべき」「子どものためにもなるし何かあってからじゃ遅いから早めに通わせるのは正解かもね」といった声が。中には「年少から通わせて、療育も同時進行で行くのはどう?」といった中立的なアイデアも上がっていました。

 

そもそも療育とは発達障がいの可能性や言葉の遅れがある子どもに対して、医療や専門的な教育機関と連携してトレーニングをしていくこと。早生まれだと言葉の発達やコミュニケーションがうまく取れない子がいるので、療育に通わせるのは珍しいことではないようです。

 

入園時期は、子どもの発育や個性を基準にして考えるとスムーズに決まるかもしれませんね。

早生まれ特有の悩みとは


子どものころは親が早生まれについて悩むことが多いですが、次第に早生まれは子ども自身の問題にチェンジしていきます。

 

以前放送された『VS嵐』(フジテレビ系)にゲストとして登場した鈴木梨央さんは、“早生まれなので、成人式の時にみんなはお酒を飲めても私は19歳なので飲めない”と悩みを打ち明けていました。鈴木さんの悩みに対して嵐の櫻井翔さんは、「梨央ちゃん言ってることよくわかる」「歳説明するのが面倒くさくて!」とコメント。最後には、「今から20年経とうが30年経とうが、一切変わらないからね!」と締めくくっていました。

 

この放送に視聴者からは共感の声が殺到し、「そうなんだよね~年齢の説明がめんどくさい」「櫻井君が全国の早生まれの本音を代弁してくれてありがたい!」「私も成人式でお酒を飲めなかったのはきつかったなあ」といった声があふれかえる事態に。

 

しかし早生まれであるからこそ、「定年が遅くなる」「学校を卒業する時に周りより若いから浪人してもばれない」というメリットもあるよう。歳を伝える時は多少めんどくさいですが、歳を重ねるごとに若く見られるという良い点もあるようですね。

文/牧野聡子