オキシクリーンの日本版とアメリカ版

家じゅうのどんな汚れもすっきり落としてくれる!と、ママ達の間で話題の「オキシクリーン」。アメリカ生まれのオキシクリーンを日本に広めたフロンティア的存在である(株)グラフィコの水谷直人さんにその全容を取材。オキシクリーンのイロハについて、3記事にわたって大特集します。 今回の2記事目では、オキシクリーンの「日本版」と「アメリカ版」についての違いについて聞きました。

 

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\ オキシクリーンを日本に広めたプロに聞いた /
日本版が発売された理由

アメリカ生まれのオキシクリーン

オキシクリーンには、「日本オリジナル版」と「アメリカ版」の2種類があります。 そもそも、オキシクリーンとは1997年にアメリカで誕生した酸素系漂白剤のトップブランド。日本ではその2年後に発売を開始していますが、コストコなどでの一部店舗や通販でしか販売していなかったことから、あまり浸透しませんでした。 近年のSNSの浸透にともない、一部のコアなファンがその効果のほどを拡散したところ、口コミ的にじわじわと広まりブレイク。ここ数年で再ブレイクを果たしました。

 

日本人の好みに合わせたオキシクリーンが登場

床に置かれたオキシクリーン

(株)グラフィコが日本正規代理店として販売を開始したのは、2008年のこと。その際、日本の市場に受け入れられやすいように、成分の見直しが図られました。そこで登場したのが、日本版のオキシクリーン。合成界面活性剤と香料と使わず、漂白剤成分のみで作られています。

日本版VSアメリカ版 何が違う?

成分の違いは「界面活性剤」だけ

オキシクリーンアメリカ版の成分表示

こちらはアメリカ版。成分に「界面活性剤」の文字が見える。

オキシクリーン日本版の成分表示

こちらは日本オリジナル版。成分は「過炭酸ナトリウム」と「炭酸ナトリウム」の2つのみ。

 

日本版とアメリカ版の違いは、「界面活性剤」が入っているかいないかという成分の違い。界面活性剤とは、界面(表面)に働き性質を変える物質のこと。例えば混ざり合わない水と油の間の界面にも働くので、油汚れを水に溶けやすくし、汚れを落としやすくする効果があります。 また、アメリカ版には微量の香料が入っていますが、日本オリジナル版には香料は入っていないので、ニオイもしません。

日本版とアメリカ版では、泡立ちが全然違う!

お湯にオキシクリーンを溶かしたところ

目に見えて分かる一番の違いは、泡立ち。界面活性剤が含まれているアメリカ版は、見た目に分かりやすく泡が立つのに対し、日本版は、洗剤のように泡立ちはしません。 「日本版を使っているお客様で『泡立たないから効果がないのかな?』という声がたまに聞かれるのですが、そうではありません。この泡とは酸素の泡とは別のもの。日本版を溶かしたときによく見ると微量な気泡が見えるのですが、これが酸素の泡。これが汚れを落としているのです」

日本版は「漂白」、アメリカ版は「油汚れ」に強い!

日本版とアメリカ版に、効果に違いはあるのでしょうか。 「界面活性剤の力が働くので、アメリカ版は『油汚れ』に強いです。一方で、日本版はそのぶん酸素の力を発揮するので色ジミなどの『漂白効果』は高いとされています」 厳密に言うとその効果に違いはありますが、家庭内の汚れに使う分には、その効果はにほぼ変わりはないそう。

日本版とアメリカ版との使い分けは?

お好みでどちらか1つ、あればいい

「家庭汚れに使用する分であれば、どちらかお好みのほうを1つもっていればいいと思いますよ」と水谷さん。 水谷さんが言うところの「お好み」とは、使用感の一番の違いである「泡立ち」のこと。つまり、泡立ちするのが好きな人はアメリカ版を。ただし、泡立ちするということは反面、泡切れが悪いということでもあります。「肌に触れる肌着や口にする食器類には、泡切れのよい日本版がおすすめです」

マニアはこう使い分けている

「僕のようなオキシクリーンマニアは使い分けもしますね(笑)」と水谷さん。 使い分けとしては、例えば浴槽など広い範囲で漬け置きするためには、泡切れが悪いと何度もすすぐ必要がある。だから、泡切れがよくすすぎがラクな日本版を使います」 一方で油汚れに効果を発揮するアメリカ版は、食べこぼしなどに効果を発揮してくれるそう。 「コストコでしか買ったことがない!という人は、使い終わったら日本版のオキシクリーンもぜひ使ってみてください。どちらも良さがあるので、その使い分けをするのも楽しいかもしれませんね」

 

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株式会社 グラフィコ 水谷直人さん


オキシクリーンの日本正規代理店である(株)グラフィコの取締役兼企画本部長。20年前にオキシクリーンと出合い、そのチカラに魅了され、それ以来、日本での販促に携わる。自身もオキシクリーンを毎日のように愛用するという、コアなファン。「家事の負担を減らす」を掲げ、オキシクリーンの使い方に関するワークショップなども行っている。

「オキシクリーンがまだ日本に浸透していないころ、SNSで投稿されるオキシクリーンのハッシュタグを毎日手作業でカウントし、コメントを見ていました。そこで“買えない”とか“売り切れ”の文字が多いことに気づき、ドラッグストアでテスト展開したところ、大ヒット。今では生産が追いつかない!といううれしい悲鳴を上げています」

 

取材・文/松崎愛香 撮影/斉藤純平 取材協力/株式会社 グラフィコ