husband

テレビ番組でもたびたび話題になっている「ガキ夫」という単語を聞いたことはありますか? 服は脱ぎっぱなしで何度注意しても片付けない、子どもを見ていてほしいと頼んでもテレビに夢中で上の空、きつく言うと逆切れしたりすねたりする…と、まるで大きな子どものような夫に、いつしかこんな呼び名がついたそう。 夫婦だけの時はそれでもやっていけたものの、子どもが生まれると、サポートしてくれるどころか逆に子ども以上に手のかかる夫にママのイライラが爆発! 今回は、そんな「ガキ夫」の実態や、「父親の自覚」を持ってもらうためにはどうすればいいかを考えていきます。

 

「ガキ夫」とは…それはまるで大きな子ども


「ガキ夫」のネーミングは、2015年にNHKの番組『あさイチ』で取り上げられたことで認知度が大幅にアップしました。当時のアンケート調査では、結婚している女性の8割が自分の夫を「ガキ夫」だと回答し、さらに男性側も「ガキ夫と思われてもいい」と答える人が半数近く、「ガキ」と言われないよう努力している夫は10人に1人しかいないという驚きの結果。

 

番組内の男性ゲストからは「男は、いつまでも心は少年だから」という声も出ていました。

 

しかし、わが子と一緒に心から楽しんで虫取りや探検ごっこをするといった「少年の心」を忘れないのは素晴らしいことですが、家で「身の回りのことも自分でしない」「面倒なことから逃げ、自分の興味のあることだけする」…というのは「少年の心」などではなく、単に人として未熟なだけです。

 

働く女性たちに、「夫が子どもっぽいと感じた瞬間」をアンケートしてみたところ、次のような体験談が続々と飛び出しました。

 

「夫は30歳を過ぎてもいまだに新発売のゲーム機やガジェットに目がなく、出るとすぐに買っては一日幸せそうにいじっています。少しなら私も我慢できますが、その間、家事と育児をぜんぶ私がやっているのを当たり前のように思っているのに腹が立つ…!」(Yさん・31歳・3歳と1歳のママ)

 

「私も働いているんだから家事をもう少しやってほしいと伝えたところ、イヤならやらなきゃいいじゃん!と不機嫌になったり、会話を続けず寝てしまったり。一度も前向きに話が進まないまま子どもが生まれて、予想通りほとんど手伝おうとしない夫。子どもができたら変わるかも…という淡い期待はまったく叶いませんでした。」(Oさん・28歳・0歳のママ)

 

「夫は7歳年上なのですが、趣味に没頭すると家のことも子どものこともほったらかしで、道具を買いに行って一日帰ってこないことも。年上でもまったく頼りになりません。一人暮らしをせずに親元暮らしが長かったため、お義母さんに身の回りのことを何もかもやってもらうのが当たり前という感じだったのでしょうね。年齢が上がっている分、頭も柔軟ではないので考えを変えるのも大変です。」(Uさん・27歳)