洗濯物を干すときに利用する“洗濯ばさみ”。最近は耐久力のあるステンレス製の洗濯ばさみが人気ですが、力を加えるときに「指が痛い」といった不満点も。そこで今回は、“洗濯ばさみあるある”を解消するアイデア商品をご紹介しましょう。

 

匠の技が洗濯ばさみの不満を解決!


今年9月放送の『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)では、「トレンドたまご」コーナーに“職人技”の込められた「まじかるピンチ」が登場。わずかな力で簡単に扱えるステンレス製洗濯ばさみの性能が紹介されました。

 

従来の洗濯ばさみは「つまみ部(力点)・バネ部(支点)・はさみ部(作用点)」の構造で、つまみ部を押す力ではさみ部を開きます。まじかるピンチではこの構造を見直して、「バネ部(支点)・つまみ部(力点)・はさみ部(作用点)」の並びに。力点を端から真ん中にしたことで作用点に力が伝わりやすくなり、“わずかな力で大きく開く”が実現したのです。

 

また、はさみ部の片側に滑り止めのシリコンゴムを装着。さらに“かみ合わせ”をずらしたことで、従来品よりも物をはさむ力が強くなっています。番組では実際に、従来のステンレス製洗濯ばさみとまじかるピンチを靴下にはさんで検証。同時に引っ張ると従来品が滑るように外れてしまったのに対して、まじかるピンチはしっかりと靴下をはさみ止めていました。

 

まじかるピンチを販売する「イメージクラフト」の今瀬満社長によると、洗濯ばさみの「指が痛い・硬い・つまんでも開かない」という不満点が開発のきっかけといいます。問題を解決するため、この道62年のバネ職人・安江章一さんに相談したことでまじかるピンチが誕生。ネット上でも注目を集め、「洗濯ばさみって何気に指が痛くなるからこれで解放されるかも」「さすが匠の技。こういうアイデア商品はどんどん出してほしい」「ケガしている人や老人みたいな、手に力を入れにくい人にも嬉しいアイテム!」といった声が相次いでいます。