歴史的な猛暑を記録した夏が終わり、9月もようやく半ばに突入。気温が徐々に下がってきたので、衣替えを済ませた人も多いのではないでしょうか。今回は衣替えのシーズンに気をつけたい“水虫問題”について探っていきましょう。
水虫が発生するメカニズム
水虫は“足の蒸れ”が原因で生まれるため、基本的には気温と湿度の高い夏に起こりやすい症状です。しかしまだ気温が下がりきっていない秋ごろにブーツを履き、水虫ができるケースも珍しくありません。今年8月放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)では、水虫の予防法について特集を行いました。
水虫はカビの仲間である「白癬菌」(はくせんきん)が原因で起こる感染症です。周囲へ簡単に移ってしまうのが特徴で、家庭内の感染経路となるのは「バスマット」や「じゅうたん」「畳」といったスペース。産婦人科医の丸田佳奈先生は「家族の誰かが水虫の場合、みんなが水虫になっている可能性が十分ある」と警鐘を鳴らしていました。白癬菌は1年以上生き残るケースもあるので、部屋の掃除を小まめにするのが重要です。
強靭な生命力を持つ「白癬菌」にも弱点は存在するので安心してください。菌が足に付着してから水虫を発症するまでは24時間かかるため、外出から帰ってすぐに足を洗うだけで十分な予防効果が期待できます。ただし硬めのブラシを使うと、足の表面を傷つけてしまう恐れが。場合によっては傷口から「白癬菌」が感染する可能性もあるので、柔らかい素材のタオルなどで洗った方が良さそうですね。
水虫の恐ろしさを知った視聴者からは、「1年以上も生きてるとか、水虫怖すぎるでしょ…」「番組を観てたら足の裏がムズムズしてきたから、ちょっと洗ってくる」といった反響の声が相次いでいます。