180912taikyou01

妊娠中は、赤ちゃんにできるだけ良い影響を与えたいものですよね。食事や生活習慣などに気を配るのはもちろん、“胎教”についても学んでおきたいところ。胎教にはどのような効果があるのか、詳しく見ていきましょう。

ママの声は胎教にいい!?


8月20日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)では、認知科学者の苫米地英人先生が胎教について解説しました。お腹のなかの赤ちゃんにも周囲の声は届いており、社会的発達、情動・感情の発達、言語習得はすでに胎内から始まっているそう。最新の研究では、声が母子の絆に極めて重要な役割を果たすことや、ママの声を聞くとリラックスすることなども分かってきています。

 

苫米地先生は、1日3時間赤ちゃんに話しかける時間を作ってほしいと発言。出演者の本田朋子アナウンサーからは「3時間!? けっこう長いですね」と驚きの声が上がります。とはいえ3時間ずっと赤ちゃんだけに意識を向けるのではなく、何かをしながら話しかけてもOK。ご飯を食べている時に「おいしいね」、お風呂に入っている時に「気持ちいいね」といった言葉がけをしてみるといいかもしれません。また、赤ちゃんはパパの声もきちんと認識する能力を持っているため、パパにも積極的に話しかけてもらいましょう。

 

そして、音数が多いクラシック音楽も胎児の認知機能を育ててくれます。苫米地先生自身も胎児に良いとされる音源を作っていて、視聴者からは「確かにすごくリラックスできる」「胎教にも使いたいし、赤ちゃんが生まれてからも一緒に聞けたらいいな」といった反響が。無料で聞けるそうなので、胎教が気になる人は検索してみてくださいね。

シャイなママも照れずに話せる!?


多くの先輩ママたちから挙がったのは、「大好きだよ」「元気に生まれてきてね」といったポジティブな言葉をかける方法。しかし中には、ストレートに気持ちを伝えるのが気恥ずかしいという人も。「『今日も暑いね』みたいな感じで、独り言を大きめに言う」「その日の出来事を実況中継」といった声かけをする人もいるので、シャイなママは参考にしてみては?

 

また、ストレス発散も兼ねて音楽に触れるのもおすすめです。楽器ができるママからは、「ピアノの師匠がモーツァルトを勧めてくれたので、よく弾いていました」「ジャンルにこだわらず、弾きたい曲を弾く!」といった声が。「練習がてら子守唄を歌うのもいいよ」というアドバイスもあるので、楽器が弾けない人は歌で勝負するといいかも。

 

赤ちゃんとの一体感を楽しめるのは、ほんのわずかな期間。出産するその日まで、ゆったりした気持ちで胎教に取り組めるとよいですね。

 

文/長谷部ひとみ