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夏のフルーツの中で、ちょっと高級なイメージがあるパイナップル。しかし大半の人が食べているのは“果肉”のみではないでしょうか。そこで今回は、パイナップルを余すことなく活用する方法を学んでいきましょう。

 

実は芯まで使えるパイナップル


7月17日放送の『ソノサキ』(テレビ朝日系)でピックアップされたのは、「パイナップル」。収穫したパイナップルが、どのように活用されているのか気になりますね。

 

追跡した先にあったのは、パイナップルの加工工場。スーパーやコンビニでよくみられる「カットパイン」を生産している工場です。ここでは毎日、お母さんたちが手作業でカットパインをむきむき。ただ中心にある芯の部分は硬くて販売できないので、一カ所にまとめてありました。夕方までに積み重ねられる「芯」はおよそ100kg。そのままでは販売できない芯は、長野県のとある工場で大変身を遂げるようです。

 

芯の中でも特に硬い部分をカットして、フルーツのフレッシュさを残せる「減圧鍋」に芯と糖を投入。その後12時間ほど乾燥させると、パイナップル本来の甘みが堪能できる“ドライフルーツ”が完成しました。

 

実際にスタジオで試食した川口春奈さんは、「美味しい」「芯じゃないですもはや」と大絶賛。放送を見た視聴者からも反響が続出し、「果肉を食べて終わりだと思ってた!」「ドライフルーツ食べてみたい!」といった大興奮の声が上がっています。

 

他にも番組では、パイナップルの「キムチ漬け」と「しょうゆ漬け」をピックアップ。家庭でもアレンジが効きそうなので、好みに合わせて漬け物にしてみてはいかが?

 

パイナップルの皮も再利用!


沖縄県名護市にある「ナゴパイナップルパーク」では、「パイン破棄ゼロ活動」という環境問題解決に向けた運動を実施。「パイナップルで地球を守ろう!」をスローガンに、収穫したパイナップルの皮や芯など食べられない部位を再利用しています。

 

皮に近い果肉の「果皮」は食べにくい印象がありますが、パイナップルの中で最も多くのクエン酸が含まれている部位。疲労回復効果のあるクエン酸は、身体の疲れを癒してくれるはず。

 

そして普段なら必ず可燃ごみにされてしまう「皮」は、高温で炭にすると消臭効果が誕生。「ナゴパイナップルパーク」では、炭を使った消臭雑貨なども展開されているようです。

 

どの部位をピックアップしても万能なパイナップル。この夏はパイナップルブームが到来するかもしれませんね。