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近年まれに見るような暑さを記録した今年の夏。熱中症患者の数が増大するなど、歴史的猛暑は様々なシーンに影響を与えています。現在ネット上では、政府の通知した「夏休みの延長案」が注目を集めているよう。

 

猛暑の影響で夏休みが長期化!?


8月3日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、官房長官・菅義偉さんが会見の場で「夏休みの延長案」を発表しているシーンをピックアップしました。

 

さんは、「小中学校の暑さ対策の1つとして、夏休み期間の延長等について検討すべきである」と政府の意向を説明。番組放送時はまだ“検討段階”だった案ですが、87日には臨時休業や夏休みの延長を勧める通知が都道府県教育委員会に送られています。

 

夏休み史上に残るビッグニュースは早くも話題となっており、ネット上には「これだけ暑さが続いてるんだから、夏休みは絶対延長するべきでしょ!」「子どもたちの体調が心配だったので、延長案が出てホッとした…」「まだまだ暑さは引かなそうだし、暑さ対策の一環としては最高だと思う」など反響の声が続出していました。

 

しかし一方で、「予定している学校のカリキュラムに支障は出ないのかな?」「学校に行かないと、子どもの勉強しない時間がどんどん増えそう」「休みの日数が増えると、部活の時間も増えるよね? 運動部の子どもたちにとっては負担になりそう…」といった懸念の声も上がっています。強制ではない「夏休み延長」ですが、果たしてどれくらいの学校で採用されるのでしょうか。

 

学校の課題は授業時間の確保?


夏休みの延長というニュースの陰に隠れてしまいましたが、実は夏休みを「短縮」すると決定した学校もチラホラ。

 

神奈川県・相模原市の教育委員会は、来年から市立小中学校全109校の夏休みを1週間短縮するという方針を今年7月に決めたばかり。「夏休み短縮」の理由としては、学習指導要領の改訂に伴って増加する授業時間の存在が大きいようです。

 

また、宮城県・東松島市では今年度から夏休みが短縮されると決定済み。学力向上に向けて授業日数を確保するための措置で、同市長の渥美巌さんは「学力に自信を持てる態勢をつくりたい」とコメントしていました。

 

夏休みの短縮を決めたばかりの学校も、今年の猛暑を考慮して方針を転換するかもしれませんね。