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子どもからのお願いはできるだけ叶えてあげたいのが親心。余りにも無茶な内容ならば親の威厳をもって断らなければいけませんが、時にはどう対応すべきか判断が難しいケースも。中には、“兄弟”に関するリクエストで頭を抱えているお母さんもいるようです。

15歳差以上の兄弟はアリ?


幼い子どもが両親に、「弟か妹が欲しい」とねだる姿を目にした経験はないでしょうか。はたから見ていると微笑ましい光景ですが、あるお母さんは「高校生の息子から『弟か妹が欲しい』と言われています…」とネット上でアドバイスを求めていました。

 

「無理ではない… 無理ではないけどキツイです」「何で今さらそんなことを言い出したのか」と動揺の様子が隠せないお母さんは、子どもから“ジワジワとしたプレッシャー”を受けているとも告白しています。

 

高校生の息子からのお願いというポイントが注目を集めたようで、「15歳以上の年齢差がある兄弟になるのか。アリ… なのかな?」「色々と分かってるであろう年頃の子どもから兄弟のリクエストがあるって、すごい珍しいと思うわ」「下の子を作る代わりに、ペットとか飼い始めた方が良いんじゃない?」など疑問の声が続出。

 

しかし、「上の子が高校生でも、まだ全然頑張れるでしょ!」「子どもの友達にも、下の子と13歳離れている男の子がいるよ。親子仲も良いみたいだし、産める産める!」と応援する声も上がっており、お母さん同士で意見が大きく分かれる結果となりました。

年齢差によって異なるメリット・デメリット


マインドシェア」が運営する参加型サイト「ママこえ」では、子どもが2人以上いるお母さんを対象に「第1子と第2子の年齢差」のアンケートを実施。「2歳差」の兄弟が回答の32パーセントを占めて、最も多いことが判明しました。続いて「3歳差」「4歳差」「1歳差」の順番で回答数が多くなっています。また、10歳以上年齢が離れているという家庭は全体の5パーセントに満たないという結果に。

 

2歳差の兄弟を持つお母さんからは、年齢が近いと「遊びの面でも学びの面でも一緒に活動できる」という声が上がっていました。しかし「親を独占できないので、幼児期は寂しい想いをさせてしまう」「上の子がまだ小さい頃は、何をするにも2人に手がかかります」といった風に、年齢が近い故の悩みもあるよう。

 

反対に、年齢差が大きい兄弟を持つお母さんからは「上の子が手伝ってくれるので、余裕をもって2人目を育てられる」といったコメントが見られました。年の差が開いていると下の子を世話するのに専念できますが、中には“同レベルの喧嘩”ができないことを寂しく感じるお母さんも。「我慢や自己主張を覚えられるチャンスだし、兄弟喧嘩は必要だよね」「兄弟同士、喧嘩したり遊んだりする中で成長してほしい」など、兄弟喧嘩を重要視する声は多数上がっています。

 

年齢差によってそれぞれメリットが違うので、2人目を予定している人は産む時期をじっくり検討した方が良さそうですね。

 

文/内田裕子