支払いの引落日にうっかり口座への入金を忘れていた場合、残高不足になり引落不可となります。再度引き落としをしてくれるのか、いきなり利用できなくなるのか不安になってしまいますよね。 公共料金や携帯電話料金、保険料にクレジットカード利用料金など、さまざまな利用料を口座引落指定している人も多いことでしょう。公共料金や携帯電話料金はクレジットカード払いにしている人も多いですが、クレジットカードの支払いを滞納した場合、カード会社によっては翌日にカードの利用を止められることもあります。 カード会社ごとでカード使用不可になるまでの期間は異なりますが、クレジットカード払いにしている場合は、なるべく残高不足にならないよう注意が必要です。 引き落としできなかった場合でも、すぐに電話連絡がくるわけではありません。会社によっては電話連絡してくることもありますが、多くはハガキなどで通知をしてきます。 気付かずにそのまま放置しておくと、強制解約されることもあるので気を付けましょう。 クレジットカード料金が引き落とされなければ、すぐにブラックリストに載るのでは?と心配になりますが、一回の引落不能でブラックリスト入りすることはありません。 しかし何度も引落不能が続いた場合、カード会社独自のブラックリストに載る可能性は高いでしょう。残高不足に気づいたら、すぐにカード会社に連絡を入れ、翌日にでも振り込むようにしましょう。
■公共料金、口座残高不足になったらどうなる?
電気やガス、水道代を口座振替にしている場合、口座残高が不足していると、当然引き落としはされません。もしかしてすぐに止められてしまう?と心配になりますが、すぐに止められることはありません。 電気の場合、電力会社によって異なりますが、次回の電気料金引落日である早収期限日が設けられています。この期日を過ぎた場合、延滞利息がかかります。早収期限日は検針票で確認することができます。 電気料金を引き落とせなかった場合、電力会社から案内がきますので、その内容に従って支払いをしましょう。ほとんどは次回の支払日にまとめて2ヶ月分を支払うようになりますが、延滞利息が気になるのなら、電力会社に連絡をして相談してみましょう。 ガスの場合、検針日の次の日から30日が利用料の納入期限になっています。口座振替の場合は、引落日が検針票に記載されていますので、それまで入金しておきましょう。 もし残高不足で引き落とせなかったら、ガス代は納入期限の次の日から延滞料金が発生します。しかしガス会社によっては、納入期限の10日後まで延滞金を免除してくれることもありますので、早めに連絡を入れるようにしましょう。
■携帯電話料金、口座残高不足になったらどうなる?
携帯料金の引落不能は絶対に避けたいものです。もしも止められてしまうと、生活そのものに支障が出ることは間違いありません。それでも残高不足で引き落としができなかった場合、携帯電話はすぐに止められてしまうのでしょうか。 携帯電話は三大キャリアを利用している人が多いと思われますが、会社ごとで引き落としできなかったときの対応は異なります。ドコモは引き落としできなかった場合、再度引き落としを翌月15日に実施してくれますが、auとソフトバンクでは行っていません。 auとソフトバンクは引き落としができなかった場合、およそ1週間後に振込票が郵送されてきます。ドコモは再引き落としができなかった場合、振込票が送られてきます。 振込票が送られてくる前に支払いをしたいなら、ドコモとauはクレジットカード支払いが可能ですが、ソフトバンクは銀行振り込み、またはソフトバンクショップにて支払いが可能です。 振込票が送られてきても支払わなかった場合、ドコモは振込票の納付期限日の翌日に、auは口座振替の翌月の10日に、ソフトバンクは振替日の2週間後に携帯電話が止められます。
■各種保険料、口座残高不足になったらどうなる?
生命保険や損害保険、火災保険などといった保険料の口座振替ができなかった場合、保険はいきなり解約になるのでしょうか。 保険料は月払いや年払い、半年払いなどの契約がありますので、それぞれ支払い期日まで保険料を支払います。月払いの場合、それほど忘れることはありませんが、半年払いや年払いの契約の場合、引落日を忘れて口座に入金することを忘れることもあります。 支払いが間に合わなければ保険の契約が失効されそうですが、いきなり保障がなくなることはありません。保険には猶予期間がありますので、その期間内に支払いをすれば問題ありません。 月払いの場合は払込期日の翌月末まで、半年払いと年払いは払込期日の翌々月の契約応当日まで支払えば良いでしょう。月払い契約は引き落としできなかった場合でも、翌月に2ヶ月分引き落とされます。 もしも保険料が支払えなかった場合、保険契約は失効、または自動振替貸付になります。自動振替貸付とは、加入している保険の解約返戻金範囲で保険料を立て替えるサービスになります。 もし保険契約が失効されても、契約を元に戻すことは可能です。条件として、保険会社が定める一定期間内に契約者本人が申し出をし、失効期間中の保険料を支払わなければなりません。