子どもが学校や幼稚園に通い始めると、学校の教育方法や先生の対応などが気になってくるものです。子どもの元気がなかったり学校への不満を口にすると、うちの子はいじめられているのではないか、もしかして先生が対応していないのでは、などといった不安にかられます。 すぐに先生に確認したいところですが、もしかしてモンスターママに思われないか心配になりますよね。学校や幼稚園、保育園などに質問をしたり意見をいうことは悪くありませんが、お互いにコミュニケーションがうまくとれないと、ついヒートアップしてしまうこともあります。 そうしたときに感情のまま自分の意見を押し通そうとすると、モンスターママ扱いされてしまうこともあります。それではどんな行動や発言をした場合、モンスターママ扱いされてしまうのでしょう。

■こんな態度でいると嫌われるワーママに

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子どもに過保護すぎるママは、モンスター扱いされることが多いです。子どもに対してあれこれ学校などに対して要望を出しすぎるのは、わが子かわいさからです。 自分の子どもをかわいく思うのはどの親でも同じですが、過保護なママは自分の子どもだけ特別扱いすることを望みます。親の気持ちはみな同じだと思わないと、周りからも浮いた存在になってしまいます。 子どものいうことをそのまま鵜呑みにしてしまうママも、モンスターママになる可能性が高いでしょう。子どもは自分の立場が危うくなるようなことを隠す傾向が強いです。学校で怒られることをしたとしても、親にバレると怒られると思い嘘をつくこともあります。 子どもの言葉を信じて、学校にクレームをいれるのは大人として問題があります。子どものいうことを信じてあげるのは良いことですが、大人として第三者的立場で客観的に真実を探ってみることも必要です。 学校にすぐクレームをいれるのではなく、子どもが仲良くしている友だちのママに話を聞いてみるなど、状況確認をしましょう。 仕事をしているワーママの場合、自分が仕事をしていることを主張しがちなこともあります。学校の行事やPTAなどに消極的で、学校のイベントを手伝わなくてはならないときでも、会社をクビになったら誰が責任をとるなどと学校側にクレームをつけます。 最近では共働きの夫婦がほとんどで、ワーママの条件はみんな同じです。自分だけが特別扱いが許されると思っていると、周りに嫌われるワーママになってしまうでしょう。

■「モンスターママ」って?

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何年か前にドラマの題材になったことで、一気に広がったモンスターペアレンツという言葉。学校や幼稚園などの教育機関に無理難題を押し付けたり、理不尽な要求をする保護者のことを意味しています。教育機関へクレームをつける親のことですね。 もともとはクレーマーな親のことをモンスターペアレンツ、またはモンペとも呼びますが、中でも母親からのクレームがいきすぎていることから、モンスターマザーやモンスターママという言葉が生まれました。 モンスターペアレンツという言葉が世の中に浸透したことから、学校に少しでも要求したり、意見をいうだけでもモンスター扱いされることもあるため、逆に学校に意見はいいづらいなどといった人も少なくありません。 正当な理由から学校に要求を求めるのは、決してモンスターママではありません。理由のある正当な要求であれば、ちゃんと学校も対応してくれますし、モンスター扱いすることはありません。 あまりにも些細なことでクレームをつけるモンスターペアレンツが増えたことで、正当な要求を求める人までモンスター扱いされてしまうのが現状かもしれません。 モンスターママになりやすい人は、基本的に自分のことしか考えておらず、相手への配慮が足りていません。自分の思いどおりにならないとSNSなどで誹謗中傷を広めたり、教育委員会にまでクレームをつけたりと、手が負えない暴走しやすいタイプの人が多いでしょう。 こうしたモンスターママは、本来は子どものためを思って行動しているはずが、いつの間にか相手を自分の思いどおりに動かすことに目的が変わっています。無理難題をいったり、理不尽なことを押し通そうとするのも、常に自分が相手の立場より上でありたいと思い、相手をいい負かすことに快感を感じているからではないでしょうか。

■ワーママが職場で円滑な人間関係を築くために心がけたい事

モンスターママにならないためにも、普段から人とのコミュニケーションを上手にとることが大切です。働いているワーママなら、職場で円滑な人間関係を築けるように心がけていれば、まずモンスターママになることはないでしょう。 職場で周りの人と円滑な人間関係を築くには、相手に対して思いやりの心を持つことが必要です。自分だけのことを考えて行動していると、相手に対する思いやりは持てません。 仕事は自分一人で行っているのではなく、全員で行っているということを理解すれば、自然と思いやりの気持ちは持てるのではないでしょうか。 また、人間関係を築く上で一番大切なのが、相手を嫌いだと思わないことです。相手のことを嫌いだと思ってしまうと、あまり会話をすることもなく、下手をすれば陰口ばかりたたくようになってしまいます。仕事に支障が出ることは目に見えているでしょう。 相手から好かれるには、まず自分から相手に好意をもたなくてはなりません。好きな相手には自然と笑顔で接することができますので、良好な人間関係を築けるでしょう。