職場復帰を望むワーキングママにとって最初の難関として「待機児童」問題があるのではないでしょうか?待機児童ゼロを目指した取り組みの一環として 「チャイルドマインダー」という資格が注目を集め、活躍の場が広がっています。


そこで、自宅でも開業することが可能な注目の職業「チャイルドマインダー」についてご紹介したいと思います。

◆チャイルドマインダーって何?保育士やベビーシッターとの違い

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まずは、「チャイルドマインダー」とはどんな職業なのか確認しておくことにしましょう。


チャイルドマインダーは、英国では100年以上前から行なわれている「家庭的保育のスペシャリスト」になります。


特徴として、大人数の保育ではなく1施設5名以下の小規模の保育を行なう点にあります。チャイルドマインダー1人当たり1名~3名までのお子さんに対応する方法を取るため、お子さん一人ひとりに十分なケアが可能になります。この対応可能人数はお子さんの年齢によって異なります。対象年齢は0歳~12歳までになります。


これだけでは、チャイルドマインダーの仕事の内容が今ひとつピンと来ないかもれませんね。


そこで、チャイルドマインダーの仕事の内容をより分かりやすくするために、従来のお子さんのケアをする仕事である保育士やベビーシッターとどんな違いがあるのか確認してみることにしましょう。


保育士になるには国家資格が必要になります。保育士資格を取得するには厚生労働大臣指定の大学・短大・専門学校に通って所定の単位を取得するか、保育士資格試験に合格するかいずれかが必要になります。


ベビーシッターの場合は「公益社団法人全国保育サービス協会」が認定する、「認定ベビーシッター」の資格を所有することが推奨されています。


チャイルドマインダーの場合は、民間指定の資格になりますが、英国の団体等が認定している資格になります。そのため、海外での認知度がある資格と言えます。


また、保育士1人当たりの保育人数は0歳児3人、1歳~2歳児6人、3歳児20人、4歳児以上30人までとなっています。チャイルドマインダーの場合4は、0歳児なら2人、1歳児なら3人、2~4歳児なら4人までと決められています。