子ども名義の口座を作るメリット・デメリット


子どもにお金を渡す時期だけでなく、「そもそも子ども向けの貯金ってどうやって始めれば良いの?」と悩んでいるお母さんもいるかと思います。そこで、普通預金を使ったメジャーな方法をご紹介。

 

まずは「子ども名義の口座」を使用する方法。家計と別に管理できるのが最大のメリットで、大事な貯金を他の用途で使ってしまうリスクを減らせます。実際に試したお母さんからは、「我が子の名前が書かれた通帳を見ると、頑張ろうって思える!」「子どものために貯金してる実感がわくからおすすめ」「形から入るタイプの人は、子どもの口座作ると貯金のモチベーション上がるよ!」と大好評。しかし子どもが成人した後は「委任状」や「代理人届」がないと、親でも窓口からお金を引き出せない銀行が多いようです。

 

また「陽銀行」ホームページが公開している「マネーお役立ちコラム」によると、金額や用途次第では贈与税が発生。結婚や子育て資金は1000万円までの贈与であれば非課税となりますが、口座開設の際は贈与税についてしっかり確認しておきましょう。

 

お金の管理が心配なら、「親名義の口座」に貯金する方法がおすすめ。子どもの成人後もお金を引き出せるため、結婚・出産資金を貯める場合でもキッチリ管理できます。子どものために新しい口座を作る時は、貯金の目的に合わせて「子ども名義」と「親名義」を使い分けると良さそうですね。

取材・文/牧野聡子