意外と色々使える!使用済切手

e-mailやLINEが普及した昨今でも、何かと利用は多い郵便書簡。私は仕事や自宅で郵便物を受け取った時、綺麗な記念切手が貼ってあるとちょっと嬉しくなります。そう、郵便物を扱う事により色々な切手に出会えるというお楽しみがありますね。私は自宅の郵便物、職場の郵便物共に、貼られていた記念切手は捨てずに保存しておき、色々活用しています。今回は私の使用済切手の再活用法についてご紹介します。

 

スクラップブッキング等のクラフト素材として活用

これはクラフト好きな方達にはメジャーな利用方法ですが、スクラップブッキング作りやラッピングの素材として、使用済切手は作品に素敵なアクセントを加えてくれます。個人的には海外の使用済切手がお勧めですが、日本のデザイン性のある切手なども魅力的な素材になります。 写真はお手製のブックカバーですが、デザインのアクセントに使用済切手を使うとお洒落な感じになります。

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栞や豆本作りに利用して、外国の方用のプチギフトに♪

昔、海外にホームステイに行く前に「クリスマスや誕生日ではないのに立派なお土産を渡すのは日本独特の習慣。海外の人々の中には立派なお土産をもらう事について理解できない人もいる」という情報を小耳に挟み、私は日本の使用済記念切手を使ったお手製栞を持参しました。これが結構現地の子供達を中心に好評で、私の財布もあまり痛まなかったです(笑)。 家庭で揃える材料も「使用済切手」「色ケント紙(色画用紙でも可)」「リボン」など。お好みで和紙やマスキングテープを加えても可愛いです。 作り方も結構簡単で… 『色ケント紙を細長く切って記念切手をバランスよく並べる(場合によってはシールや折り紙を切り貼りする)』⇒『切手を貼った色ケント紙をラミネート加工する(A4B4サイズのラミネートフィルムに一定の間隔を空けて色ケント紙を並べてラミネート加工)』 ⇒『色ケント紙の周り35㎜くらいの縁を残してにフィルムを切る』 ⇒『穴あけパンチでリボンを通す穴を空けて、薄めのリボンを通して結んで出来上がり』  栞はラミネート加工無しでも作れますが、ラミネート加工すると高級感と耐久性が加わります。 (ラミネート加工は“Kinko’s”等のメディア出力センターで行う事が出来ますよ。) 作る際の注意点ですが、海外には日本の文庫本の様な小さいサイズの本はないので少し大きめに作る事ですね。 また、クリスマスシーズンには、クリスマスツリーの飾りに出来るような豆本を作り、この豆本に日本の記念切手を貼ると、ミニ画集みたいな雰囲気になるので、これまた外国人の友人知人に喜ばれます。 私がよく作る豆本の作り方ですが、表紙用に厚めの紙を横105㎜×縦70㎜サイズで1枚、本文ページ様にプリンター用紙等薄めの紙を横100㎜×縦60㎜のサイズで4枚用意して、表紙用の紙に本文ページ用の紙を挟み込むように材料の紙全てを横半分に折って、真ん中をホチキスで止めるだけです。至って簡単ですね(笑)。 出来上がった豆本は、背表紙風のマスキングテープを貼ったり、ラベルシールを表紙のタイトル風に加工して貼ると書籍らしさがアップします。 クリスマスツリーの飾りにするのならば、豆本に穴あけパンチや目打ち等で穴を空けて、事前に麻ひもや細めのリボンを通しておくと良いです。紐を付けた豆本は、ギフトタグ代わりにプレゼントに付けるのも素敵です。

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写真左:使用済切手を使ったお手製栞 / 写真中央:手作りの豆本 / 写真右:使用済切手を貼った豆本の本文

 

使用済切手を福祉団体へ寄付して社会貢献♪

職場で集めた使用済切手は、家庭に比べて量が集まりますので、私は福祉団体へ寄付するようにしています。 以前職場の社会貢献活動を通じて“シャプラニール”という特定非営利活動法人を訪れ、ボランティア活動のお手伝いをさせて頂いたのですが、その時「使用済切手も量が集まれば、キロ単位で業者に買い取りしてもらえて、その利益を社会貢献活動費に充てることが出来る」というお話を伺いました。以来、職場の郵便物の使用済切手は封筒から切り取り捨てずに貯めて、ある程度の量になったら、シャプラニールさんに寄付するようにしています。 この様に、使用済切手はクラフト材料として再活用も出来るし、社会貢献活動の一助を担う事が出来る素晴らしい資源です。もし皆さんの職場や家庭で沢山の使用済切手が出るようであれば、ごみ箱直行ではなく、次のお役目を与えてみてはいかがでしょう?

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CHANTOママライター/トヤマチエコ