20180718note01

今注目を集めているアイテム「家事ノート」をご存知でしょうか。掃除や洗濯など日々の生活に不可欠な家事の方法を凝縮したノートのことで、各種SNSで話題になっています。試しにインスタグラムでハッシュタグ「#家事ノート」をチェックすると、便利な家事ノートがズラリと登場しました。

日々の家事から無駄を省く「家事ノート」とは


各家庭によってデザインや使い方は様々ですが、家事の予定を週・月単位で入力する「スケジュール帳」として活躍するのが「家事ノート」。ほかにも暮らしにまつわるヒントや備忘録を書き留めて、ログのように使用する人が多いようです。

 

ノートを纏めるときは、思いつく限りのログを書き出してからスケジュールを作成すると効率的。スケジュールはすぐに変更できるよう、初めは“下書き風”に記入しておくと使い勝手がいいようです。手順通りにノートを作ったお母さんからは、「毎日やる必要があると思ってた家事も、ノートに纏めてみると週3ペースで十分だと思えてきた」「スケジュールをキッチリ組んで家事をしてみると、省ける作業がすぐに分かってくるね」と納得の声が上がっていました。

 

ノートに決まったフォーマットはありませんが、「アレンジしやすいから、バインダーがおすすめ!」とプッシュするお母さんが多いです。ルーズリーフを使用するバインダーならページの入れ替えがしやすいため、家事の手順やスケジュールが変わった時も楽々対応できますね。興味がある人はインスタグラムから

家事ノート」の写真をチェックして、作成のヒントにすると良いかもしれません。 

お母さんたちの負担となっている“名もなき家事”


家事といえば掃除・洗濯・料理がメジャーどころ。しかし、“名もなき家事”と呼ばれるマイナーな家事も多数存在します。どれも特定の固有名詞を持たないのが特徴で、「ネット通販で届いた段ボールを処分する」「シャンプーやボディーソープを詰め替える」「製氷機から氷を出したら水を入れる」など、シチュエーションを聞けばピンと来るものが多いはず。

 

各家庭ごとに固有のタイプが存在する“名もなき家事”ですが、今年「ベネッセ」は1200以上の家庭から寄せられた投稿を元に「名もなき家事ランキング」を発表。一見すると「洗濯」の仲間で括られそうな「裏返しに脱いだ衣類・丸まったままの靴下をひっくり返す作業」が1位に輝きました。その後は「玄関で脱ぎっぱなしの靴の片づけ・下駄箱へ入れる、靴を揃える」と「トイレットペーパーの補充・交換」が続く結果になっています。

 

11つは細かい作業でも、種類がとても多い“名もなき家事”はお母さんの負担になりがち。そのため家事ノートの中に“名もなき家事”を書き出して、家事の更なる効率化を目指すお母さんも見られました。ノートを作ったものの負担があまり減らないという人は、自分の家にある“名もなき家事”を一度全てリストアップしてみては?

取材・文/牧野聡子