今や小学校のお受験も珍しくなく、教育費の捻出に頭を悩ませている家庭は多いのではないでしょうか。親の経済力と子どもの学力には強い関連性がありそうですが、最近発表された“ある研究データ”が話題を呼んでいます。

 

子どもの学力に影響する“非認知スキル”とは


「国立教育政策研究所」では、自制心や意欲、忍耐力などを指す「非認知スキル」という能力に注目。「非認知スキル」に対して、家庭の社会経済的背景(SES)と子どもの学力がどのように作用するのか調査を行いました。

 

小中学生の子どもを持つ保護者にアンケートを行ったところ、子どもの「非認知スキル」とSESにはあまり関連性がないと明らかに。しかし、非認知スキルと子どもの学力にはゆるやかな相関があると判明しています。

 

SESが低くても高い学力をキープしている子どもの家庭では、「生活習慣を規則正しく整える」「文字に親しむよううながす」といった働きかけをしているケースが多いよう。「テレビ・ビデオ・DVDを見たり、聞いたりする時間などのルールを決めている」「学校の出来事、友達のこと、勉強や成績のこと、将来や進路、地域や社会の出来事やニュースなど、会話が多い」といった特徴が見られました。

 

「努力すること」や「最後までやり抜くこと」の大切さを伝えている家庭でも子どもの学力は高い傾向にあるので、気になった人は参考にしてみると良いかも?