意外と大事な“すり合わせ”


金銭感覚の違いから「疲れ」を感じる人が多いことは分かりましたが、この差は結婚生活にどんな影響を及ぼすのでしょうか。実は、とある調査によると「金銭感覚の違い」が離婚に発展するケースが目立っています。

 

2016年に「リクルート ブライダル総研」が「離婚に関する調査」を実施し、離婚経験者1000人に離婚理由を尋ねました。すると、離婚理由に「金銭感覚の違い」を挙げた人は36.4%にのぼり、全体で4番目に多い結果に。また同回答者の性別を見てみると、男性26.6%に対して女性は46.2%と大きく開きがあることも明らかに。夫よりも妻の方が「金銭感覚の違い」に頭を悩ませているようです。

 

また離婚経験のない有配偶者へのアンケートでは、興味深いデータも出ています。同調査では「結婚スタート時にしたこと」も尋ねているのですが、「2人の金銭感覚をすり合わせた」と回答した人は離婚経験者が17.3%に対し、有配偶者だと25.6%という数字に。やはり金銭感覚は、夫婦生活を長続きさせる上で重要な要素と言えるでしょう。

 

家計を共にして生活する夫婦にとって、金銭感覚は大切な要因のひとつ。パートナーとのズレを感じている人は、一度話し合ってみると良いかもしれません。