今、日本では“乳がん”にかかる女性が年々増加しています。乳がんで亡くなる女性は2017年には年間1万4400人を超え、1980年と比べるとおよそ3倍に。増々乳がんについての関心が高まる中、先日ある女性向け掲示板に投稿された“国立がん研究センターのがん統計”が注目を集めているようです。

 

30代女性が最も多く発症したがんの種類は…?


国立がん研究センターが公表したのは、子どもと若い世代が発症した「がんの種類」について。0歳~19歳までの子どもでいちばん多い“がん”は「白血病」で、20代では「卵巣がん」や「精巣がん」という結果に。そして30代で最も多かった女性の「乳がん」は、全体の2割を占める結果になりました。

 

今回の調査結果を見たネットユーザーからは、「がんは恐いね。検診行ってても恐い」「女性特有のがんが年々若年化しているのは気のせい?」「早期発見できてたかも… と後悔するくらいなら検診受ける方が余程よいわ」など、がんを危惧する声が続出。検診の重要性を再認識した人が多いようです。

 

しかし乳がんへの関心を持ちながらも、実際に検診を受けている人が少ないのが現状。ボートレース桐生が実施した「乳がん検診意識調査」によると、「乳がんについて関心がある」と答えた人は全体の81.3%。対して「乳がん検診を受診したことがない」と回答した人は51.5%で、中でも30代で「受診したことがない」と答えた人は60%を占める結果に。

 

30代女性の検診率の低さが浮彫りになりましたが、掲示板では「検診怖くて受けられない…」という声や、「授乳中なんだけどどうすればいいんだろう」という疑問も多数投稿されています。「私は毎年エコーとマンモグラフィー受けてるよ」「授乳中でも超音波で検診してもらえたよ」と、実際に検診を受けた人の経験談も多く上がりました。