iPhoneで定期的に通知されるアップデートのお知らせ。面倒くさくてつい放置しがちです。そんな現状に、iPhoneが大好きすぎて隠れワザを日々発信しているらっとさんは、「アプデしないなんてスマホを危険に晒すようなもの」と力説します。
ウイルスや不正アクセス対策に不可欠
iPhoneのアップデートを行うかどうかは任意ですが、現状の機能で満足しているし、自分には必要ないと思う人もいるかもしれません。
しかし、アップデートの大きな目的には、セキュリティの強化や不具合の修正があります。
iPhoneを購入した当時は最新のセキュリティ対策がされていたとしても、ウイルスや不正アクセスなども進化しているため、古いままでは対応しきれない恐れがあります。
また、アプリも新しいiOSに合わせてアップデートを行っているため、古いバージョンのiOSだとうまく動作しない可能性もあります。
たとえ現状の機能に満足でも、将来的に快適かつ安心安全にiPhoneを使うためにはアップデートが欠かせません。
6年前のiPhoneでも機能は最新に!
もちろん、最新の機能を追加できることも大きな魅力です。カメラ機能が充実したり、バッテリーの寿命が長持ちしたり。
通話やメッセージでのやりとりが便利になるなど、新たな機能がアップデート時に追加されます。
アップデートで最新機能が追加されることは、iPhoneユーザーの特権でもあります。
iOS15.4のアップデートは、iPhone6s(2015年発売)以降の機種に対応しています。つまり、6年以上前の機種でも、最新の機能を取り込めるんです(ただし一部機能は除く)。
Android端末の場合、OSのアップデートの保証期間が短いことも多く、端末のメーカーによってはアップデートが提供されないケースもあります。
Appleは端末(iPhone)とOSの両方を開発しているからこそ、サポート対象の期間が長く、細やかなアップデートが実現できるのです。
便利な自動アップデート機能の落とし穴
iPhoneが最新にアップデートされているかどうかは、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で確認してみましょう。
最新の状態であれば「iOSは最新です」と表示されます。
iOSのアップデートについては、自動更新または手動更新を選択できます。
ホーム画面の「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」→「自動アップデート」のオン/オフで切り替えます。
わざわざアップデートするのが面倒な人は、「自動」に設定しておくのがおすすめです。
新しいバージョンのiOSが配信されると、頃合いをみて夜間にアップデートが実行されて最新状態に保ってくれるので便利です。
ただし、自動にしていても以下の条件がそろわなければアップデートは実行されません。
- Wi-Fiに接続すること
- 充電器に接続すること
- アップデートファイルのダウンロードに必要な空き容量があること
また、アップデートファイルのインストール中は、iPhoneの操作ができなくなります。
自動アップデートは開始のタイミングが指定できない、かつ中断が難しいため、自分でタイミングを決めたい人は「手動」に切り替えましょう。
また、会社支給のiPhoneなどについては、業務に必要なアプリが動作しなくなる可能性があるため、手動にしておくのが無難です。
社内のシステム担当者からの指示を待ってからアップデートするなど、トラブルが起こらないように気をつけましょう。
あなたの使い方に合わせたタイミングで定期的にアップデートを行って、iPhoneを快適に使い続けてください。
PROFILE らっとさん
取材・文/大浦綾子 イラスト/あさみや工房 画像提供/らっと(プロフィールイラスト含む)、大浦綾子