つらいことや苦しいこともある子育て。そんななかでも嬉しい出来事や「頑張って良かった」と思える場面はありますよね。ネット上では、子育てに奮闘するママたちが語る「苦労が報われたと感じる瞬間」が話題に。ほっこりしたり励まされたりするエピソードをご紹介しましょう。

子どもの“料理への感謝”に感動!

さまざまな投稿のなかでも特に多かったのが、食べ物に関するエピソード。日常的に料理を作っていると、「ご飯おいしいよ」という何気ない言葉から「明日も料理頑張ろう」と思えたりしますよね。

 

例えば、高校3年生の息子が「お母さんの料理がおいしいから、外食よりも家で食べるほうが好き」と言ってくれた、という投稿。「そんなこと言われたら泣ける」「素直に言える息子さんが素敵」とママたちの間で盛り上がっていました。

 

ほかにも「苦手なピーマンを食べられるように出し続けて、数年後においしい!と食べてくれたとき。子どもたちが寝た後泣いてしまった」「自立した子どもから“お母さんのレシピが知りたい”と連絡が来た」など、さまざまなエピソードが登場しています。

 

なかには子どもの視点から「家のご飯がおいしくて外食が好きじゃなかったけど、時には親もラクしたかっただろうな」と幼い頃を思い出す人も。子どもの年齢に関わらず、食事に関する思い出が強い人は多いようです。

些細な出来事から感じる子どもの成長

“子どもの成長を感じたとき”も、子育ての苦労を上回る嬉しさが味わえる瞬間。勉強や運動など苦手なものに取り組んだ末、子どもが壁を乗り越えていく様子を見られるのは「親冥利に尽きる」という声があがっていました。

 

また、ふとした瞬間に「良い子に育ってくれたな」と気づく場面も。とあるママは、自分より小さい子が困っていたときに率先して手助けしようとする子どもの姿に感動したそうです。

 

さらに子どもの年齢が上がると、親の知らない学校での様子から成長を感じたという人も多数。「クラスに馴染めていない子に話しかけてみたら良い子だった」と子どもが報告してくれた… というエピソードには、その子の優しさにグっと来た親が多く見られました。

 

教師やクラスメイトから褒められたり慕われたりする姿を見ると、「家では生意気だけど、真っすぐ育ってくれてるみたいで嬉しい」という親心が垣間見えるコメントもあります。

育児が嫌になる瞬間もあるけど…

妊娠・出産・子育て分野のサービスを展開する株式会社ベビーカレンダーは、以前「子どもがいる人生でよかったと思う瞬間」に関する意識調査を実施。アンケート調査によると、全体の約42%が「子どもや子育てが嫌になった経験がある」とわかりました。

 

その一方で、約98%のママが「子どもがいる人生を幸せ」と回答。“子育てがつらくても幸せが上回る”ことを理由にあげる人が多く見られます。また「子育てを通して自分も成長できる」「自分を必要としてくれる存在ができた」といった意見も。

 

具体的には「子どもが笑いかけてくれたときや成長していく姿を見たときは、何ともいえない幸福感がある」「毎日大変だけど笑いが絶えない」など、子どもと過ごす時間に幸せを感じているコメントが寄せられていました。

 

自分の時間が取れなかったり家族間のコミュニケーションに悩んだりと、子育てに悩みはつきないもの。しかし日常の何気ない場面で、“苦労が報われた”と感じられる素敵な瞬間に出会えるかもしれませんね。

文/内田裕子 ※画像はイメージです
参照/株式会社ベビーカレンダー「『子どもがいる人生でよかったと思う瞬間』に関する意識調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000029931.html