いままでおとなしく乗ってくれていたベビーカーに、子どもが急に乗ってくれなくなくなった…これは1歳くらいから自我が芽生え、意思表示をするようになった証拠だそうです。 子どもの成長とは喜ばしいものとはいえ、ベビーカーにはおとなしく乗っていてほしいもの…。 ベビーカーをいやがる子どもと、それを切り抜けた先輩ママの体験談をご紹介していきたいと思います。

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ママたちに聞く、ベビーカ乗車拒否の子どもへの対策

いやがることを忘れるような「物で釣る」作戦(奈美恵さん / 41 / 営業職)

歩き始めるのが早かった、うちの次男坊。1歳を過ぎるころには、少し目を離すと見失ってしまうほどよく歩き回っていました。そのためベビーカーに乗るのをいやがり、とても苦労しまして…。 歩いて好きなところに行ける楽しみを知った彼には、ベビーカーが窮屈でしかたなかったようです。 でもある日、偶然ジュースを持ったままの息子をベビーカーに乗せたときのこと。なんと、ジュースに夢中な彼は、いやがるのも忘れておとなしく乗っているではありませんか!  試しに次のお出かけのときも、またジュースを渡すと…ご機嫌でご乗車。

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それからは、ジュースやお菓子で釣る毎日(笑)。でも与えすぎると良くないと思い、好きなおもちゃと一緒に、ベビーカーに乗せるように(特に音の鳴るおもちゃは効果的でした)。 しばらくすると、お出かけが楽しいものだと思ったのか、乗ればなにか楽しいものが待っているとわかったのか…?  ベビーカーを用意するだけで、自分から乗ってくれるようになりました。好奇心旺盛な1歳男子は、「物で釣る」のが一番でした。

乗せるとギャン泣き…それにはママ感激の理由が!(葵さん / 39 / 化粧品販売員)

娘が歩けるようになって、後追いが加速するようになった頃のこと。ある日を境に、急にベビーカーに乗るのをいやがるようになりました。 乗せようとするとギャン泣きで、出かけられないこともしばしば…。 いろいろ試してみた結果、「もしかして、このベビーカーがいやなのかな?」と思った私は、以前ママ友からいただいいたお古の「両対面式ベビーカー」のことを思い出し、向き合う形で娘を乗せてみました。

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…すると、娘はまったく泣くことなく、じっと私の顔を見ているんです! 恐る恐る外に出ても、いやがるそぶりを見せません。少し不安になったのか、目に涙をため始めたときには、そっと手を差し出すと、ぎゅっと私の人差し指を握って笑います。 …か、かわいい(笑)!! きっと彼女は、ベビーカーに乗ると私の顔が見なくなることに不安で泣いていたんだと思います。このとき、子どもが何かをいやがるのには、ちゃんと理由があるんだと実感しました。 それからは、ベビーカーを卒業するまで、毎回娘と見つめあいながらお出かけしていました。寂しがり屋タイプのお子さんには、両対面式ベビーカー、おすすめですよ!

歩きたいなら、歩き疲れるまで歩かせよう(奈保さん / 32/ 美容部員)

私の息子も、お出かけするときは、必ず自分で歩きたがるわんぱく坊主でした。なんとかベビーカーに乗せようと、いろいろ試してみたのですがどれも効果がなく…ベビーカーを諦めた私は、いつも息子と手をつないで出かけることに。 しかし困ったのが、歩き疲れたときに襲い来る“恐怖の抱っこタイム”。ほかの子どもより体が大きな息子(14か月で体重13キロ!)を、身長147cmの小柄な私が抱っこするのはひと苦労…まるでなにかの修行のようでした。

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ある日のこと。


あろうことか抱っこひもを忘れた私は、しばらく抱っこすると手がしびれてきて…息子も抱かれ心地が悪いのかどんどん不機嫌に。ついに耐えきれなくなって、(え~い!)と息子をベビーカーに乗せました。 すると、私の不安定な抱っこよりましだと思ったのか、(あれ、意外とラクちんじゃん♥)て感じでおとなしく座っているではありませんか! それ以来、お出かけのときには必ずベビーカーを持参。最初は息子を好きなだけ歩かせ、疲れたら乗せるようにしました。 できるだけ座り心地が良いようにフカフカのタオルを敷いてみたり、お気に入りのおもちゃを置いてみたりと創意工夫も。その甲斐あってか、徐々にいやがることもなくなりました。 歩きたい子どもには、疲れるまで歩かせてみるといいかもしれません。

ベビーカー乗車拒否の子どもの気持ちに寄り添った対応を

自我が芽生え始めてくる1歳ごろ。ベビーカーをいやがるには、子どもなりのちゃんとした理由があるようです。無理強いするのではなく、その理由を見つけて対策をしてあげることが、遠いように見えて一番の近道。 …それでもどうしてもいやがる場合には、いっそ諦めて一緒に歩いてあげては。ただでさえ忙しい働くママには本当に大変なことですが、わが子と手をつないで歩ける時間は意外と短い!  どうぞ、その時間を大事にしてあげてください。

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ライター:葛西 明