仕事や家事・育児など生活スケジュールの違いにより、家族との時間が取りづらい家庭も多い昨今。最近ネット上では、夫の帰宅時間についての相談が投稿されて話題になっていました。配偶者やパートナーが職場から予定通りに帰ってこないという悩みに関して、様々なコメントが寄せられています。
夫の帰宅時間は気にしすぎないほうがいい?
“予定の時間通りに会社から帰ってこない夫に対してイラっとする”という相談者。夕飯を準備する都合で帰宅時間を連絡してもらうそうですが、「帰宅時間を毎回伝えてくるのに、全然違う時間に帰ってくるのが困る」と語ります。結局夫を待たずに先に夕飯を食べてしまうようになったとか。
相談者の投稿に対して「めっちゃわかる! うちも待たずに食べちゃうな」など共感の声が多くあがっていました。時間を気にしてイライラしてしまうくらいなら、夫の帰宅時間を気にしすぎないほうがいいという意見も多数。「平日は無理に食事を一緒にとる必要はないのでは」と、時間が合う日のみ食卓を共にする家庭も一定数いるようです。
また「早く帰るつもりでも急に仕事頼まれて残業… ってこともあるだろうし」「仕事の内容や役職によっては、なかなか予定通りに帰れないこともあるからなぁ」と理解を示すコメントも見られました。
連絡するタイミングをルール化
とはいえ予定通りに帰ってこないことが毎日のように続く際は、何かしらの解決策が必要かもしれません。仕事が終わる時間が前後してもいいように、あらかじめ決めごとをしている家庭も多いようです。たとえば「うちは退勤して会社を出るタイミングでLINEしてもらうようにしてる」「会社の最寄り駅で連絡するルールはどうかな」といったアドバイスが。
家に着く時間が確定したタイミングで連絡してもらえれば、いつ帰ってくるのかとモヤモヤすることもありません。また通勤時間が長い場合は、会社の最寄り駅に着いたタイミングで夕食を作り始めれば間に合うという家庭も見られました。
配偶者やパートナーには早く帰ってきてほしい?
今回の相談者以外にも、家族の帰宅時間について悩んでいる人は多いよう。しゅふJOB総研が調査した「配偶者またはパートナーの帰宅時間」に関するアンケートによると、40.1%の人が「配偶者の帰宅時間が今よりも早まることを希望する」と回答していました。早く帰ってきてほしいという人からは「家族の時間を多く持ちたい」「家事育児をしてほしい」といったコメントが寄せられています。
一方で帰宅時間が早まることに対して「どちらとも言えない」と回答した人も。家庭での時間を増やしたいと思いつつ、収入や労働環境のことを考えて“帰宅が遅くてもしょうがない”という考えがあるようです。また“かえって1人の時間を大切にできる”とポジティブにとらえている声も見られました。
家庭によって、生活スタイルやパートナーの帰宅時間に対する考え方は様々。ストレスなく過ごすために、それぞれの家庭に合ったルールを決めるのが良いのかもしれませんね。
文/内田裕子
参照/株式会社ビースタイル「配偶者またはパートナーの帰宅時間」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000170.000003176.html