たくさんの作り方が存在する半熟卵。以前放送された『それって!? 実際どうなの課』(日本テレビ系)では、Wエンジンのチャンカワイさんが半熟卵の作り方を検証しました。誰でもできる究極の半熟卵レシピに注目です。
本当にウマい半熟卵は作れるのか!?
まずは、数々の卵料理を研究しているフードアクティビスト・松浦達也さんの協力のもと、「究極の半熟卵」の定義を決定。その定義とは「白身がちゃんと固まっていて殻がキレイにむける」「黄身は周りが固まっていて、中がトロッとしたグラデーションを感じる」、そして「誰でもマネして完璧に作れる」ことです。
チャンカワイさんが最初に試した方法は、自身がラーメン屋でバイトしていたときの半熟卵の作り方。鍋いっぱいに水を入れて沸騰させたら、冷蔵室から取り出した卵を4個入れます。中火で6分加熱する間に、黄身のムラをなくすために鍋のなかをおたまで2回かき混ぜます。加熱が終わったら卵を鍋から出し、すぐに氷水に投入してください。
あら熱が取れたところで殻むきをしたところ、白身がしっかりと固まっておらず黄身も全体的にトロトロの状態。さらに卵の大きさがバラバラであり、この方法では究極の半熟卵は作れないことが判明しました。
ついに究極の半熟卵レシピが完成!
そこで、大きさがバラバラだった卵のサイズを「Mサイズ」にして再び検証を実施。チャンカワイさんは火の強さやゆで時間、氷水で冷やす時間を細かく検証していきました。
そして最終的にたどり着いた究極の半熟卵のレシピは、「沸騰した鍋に卵を入れて強火で8分半ゆで、氷水で1分39秒冷やす」こと。1回にゆでる卵は、Mサイズのものを4個使うとベストです。
この方法で作られた半熟卵は、まさに「究極の半熟卵」。白身がしっかりと固まっており、黄身の外側から内側にかけてキレイなグラデーションができていました。
実際に完成した半熟卵を試食した松浦さんも「美味しいです」と絶賛。半熟卵を作る際はチャンカワイさんのレシピをマネすると、間違いなく美味しい半熟卵ができますよ。
白身と黄身が逆転!?
ゆで卵には、半熟卵だけではなくユニークなものも存在します。以前放送の『すイエんサー』(NHK)で紹介された「白身と黄身が逆転したゆで卵」の作り方を見ていきましょう。
まずは、白い卵を耐熱性のあるラップでぴったりと巻きます。次に、着圧タイプのひざ下ストッキングの端から20cmくらいのところを結び、卵を縦に入れてください。反対側はひもや針金でしっかりと止めましょう。懐中電灯で照らし、卵の色が黄色っぽく透けて見えることを確認。
ストッキングを回転して卵を回します。ポイントは、ストッキングの左右がねじれるまで回して、一気に横にひっぱって高速回転させること。回す方向を交互に変えながら5回ほど繰り返し、懐中電灯で中身をチェックしましょう。赤っぽいオレンジ色になっていたらOKです。
ラップを巻いたままの卵を水から中火で2分加熱。次に卵を転がしながら10分ゆでましょう。沸騰させず、鍋の底に小さな泡が少しだけできる75度くらいの温度をキープすることがコツ。火を止め、フタをして余熱で5分待ちます。氷水で5分冷やして殻をむけば、白身と黄身が逆転した不思議なゆで卵の完成です。
家庭に常備している卵を使って、「究極の半熟卵」や「白身と黄身が逆転したゆで卵」のレシピに挑戦してみてはいかが?
文/内田裕子 ※画像はイメージです
参照/『すイエんサー』公式サイト「魔法のお弁当をつくろう! カラフル焼きそばなど」https://www.nhk.or.jp/suiensaa-blog/002/435100.html