油断するとまたたく間についてしまう脂肪。特に内臓の周りにつく「内臓脂肪」は、蓄積しすぎると糖尿病や心筋梗塞、脳卒中などのリスクが高まります。そこで今回は、スペシャリストおすすめの内臓脂肪撃退術を紹介。内臓脂肪の落とし方を知り、健康な体を手に入れましょう。

内臓脂肪を減らす食材

2021年11月28日放送の『健康カプセル! ゲンキの時間』(TBS系)では、肥満治療のスペシャリスト・土田隆先生が登場。自身も33kgの減量に成功した内臓脂肪撃退法を紹介していました。

 

先生が「一番効果的だった」として挙げたのは、高野豆腐を使ったダイエット。高野豆腐には内臓脂肪の燃焼を助ける「ベータコングリシニン」が多く含まれます。脂肪のもとになる糖質の摂取量を減らすため、お米やパンの代わりに取り入れるのもおすすめ。高野豆腐は胃のなかで水分を吸収して膨らむため、満腹感も得やすく食べすぎを防ぐのも特徴です。

 

また、ブロッコリースプラウトにも内臓脂肪を減らす効果があるそう。高野豆腐が苦手な人は、代わりの食材として取り入れてみるのもいいかもしれません。

運動が苦手な人でも簡単なダイエット法

続いてはアンチエイジング専門の内科医・伊賀瀬道也先生が登場。自らが実践し、1年間でウエストが5cm、体重が10kg減ったダイエット法を公開していました。そのダイエット法は「ゆるジャンプ」。誰でも簡単に始められる運動です。

 

やり方は、まず足首手首をゆっくり回し、10回ほど屈伸。手を自然に下ろし、前を向きながら、かかとが床から少し離れる程度に跳びます(実際に行う際は近隣の方や時間に配慮しておこなってください)。着地のタイミングでひざを軽く曲げるようにしましょう。ポイントは、数を数えながら小刻みにおこなうこと。先生は1分間に100回を1日3回ほど実施しているとのこと。最初のうちは、無理のない回数から始めるのが良いそうです。

 

さらに先生は「ゆるジャンプと合わせて『ゆる糖質制限』をおこなうようにしてください」とコメント。ゆる糖質制限は、朝にしっかり食べて昼と夜の糖質を減らす方法。普段摂っている糖質を8割程度に抑えるだけと、ゆるくおこなえるダイエットです。

ぽっこりお腹の改善は「運動・食事・姿勢」がポイント!?

芸人のなかやまきんに君も自身のYouTubeチャンネルで、ぽっこりお腹の改善方法を3つ紹介していました。

 

改善法の1つ目は、運動。血液の流れを良くし、老廃物や水分が溜まらないようにする“腹筋運動”と脂肪を燃焼する“有酸素運動”をおこないます。有酸素運動は、ウォーキング、階段の昇り降り、掃除など。20分以上おこなうとより効果が現れやすくなりますよ。

 

2つ目に取り上げたのは、食事。食べすぎに気をつけるほか、腸内環境を整えることが大切です。食後にお腹が張る人は、便やガスの滞留が原因のことも。本来大腸に多いはずの細菌が小腸内で増殖した場合、便通改善に良いとされる食物繊維や発酵食品を取ると逆にガスが溜まります。心当たりのある人は、小腸で吸収されにくい食品を避けてみるのもいいかもしれません。

 

3つ目の改善法は、姿勢。姿勢を良い状態に保つだけでもインナーマッスルを使います。血液が流れやすく、筋肉も衰えにくいなど体に良いこと尽くめ。運動が苦手な人は姿勢を意識することから始めるのもいいでしょう。

 

食事や運動のほかに、睡眠をしっかり取ることも大切です。自分に合ったダイエット法を今日から取り入れてみてはいかがでしょうか。

文/内田裕子 ※画像はイメージです
参照/『健康カプセル! ゲンキの時間』公式サイト「内臓脂肪の恐ろしさ&名医に聞く撃退法」https://hicbc.com/tv/genki/archive/211128/
なかやまきんに君公式YouTube「【#147】ぽっこりお腹(皮下脂肪&内臓脂肪)の改善方法3選+α(注意点)です。」https://www.youtube.com/watch?v=o5K9f0MMlV8&t=908s