コロナで暮らしが一変してはや2年。働き方も多様化し、自宅にワークスペースを作った方もずいぶん増えたと思います。


新しいコーナーを作ったはいいけれど、時間が経つと「ものが増えて使いにくい、片づけにくい」という問題や、「インテリアになじまない!」という不満も出てくるもの。

 

今回は、そんなデスク周りの使いやすさとセンスアップをかなえるコツを、整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんに教えてもらいました。

1.ジュートバッグで目隠し収納

デスク周りには、どうしても引き出しや収納ケースに収まらないものがあります。そのものの色が目立ちすぎてすっきりに見えないものもたくさん。

 

これらをすっきりにまとめるためには、ジュートバッグが便利です。読みかけの本、仕事の合間にうるおいを補給するスキンケア、コーナーをリフレッシュさせるフレグランススプレーなど、もしも仕事場にそぐわないなら、バッグにまとめてしまいましょう。

収納に便利なジュートバック

たったこれだけで、全体がすっきり見えるだけでなく、使いたいときにすぐ取り出せて便利です。

  1. 2.イケアの新聞ラックでおしゃれな壁面収納

ワークスペースの代表的な悩みと言えば「書類」。デスクの上に山積みになっていないでしょうか?


書類収納で何より大切なのは、分類です。そこでおすすめなのが、イケアの「KVISSLEウォール新聞ラック」。5種類の分類が可能で、壁面に設置して使えます。

イケアの壁面用新聞ラック

サイズが合えば、深い引き出しの仕分けにも便利。スチール製で長持ちしますし、インテリア性が高いので、書類分類に困ったらおすすめです。

3.バッグの床置きを避けて見た目もすっきり

よく使うバッグはすぐ手に取れる場所におきたいものですが、ゴチャゴチャ片づいて見えない原因になりがちです。特に床置きは避けたいところ。

バッグも収納できる折りたたみ式ラック

目隠しができる収納グッズがあれば、バッグだけでなく一時的に置きたいものをすっきりしまえます。折りたたみタイプなら、使っていないときはたたんで閉まっておけますね。

4.メモは1冊にあれこれ書き込まない

仕事上に必要なメモは、アプリ管理も便利ですが、念のため書き留めておきたいこともありますよね。とはいえ、1冊のメモ帳にいろいろなジャンルの内容を書き込んでしまうと、どこに何を書いているのか把握しづらくなります。

 

そんなときは、同じシリーズのメモ帳を揃えてラベリングを。シンプルな見た目なら、並べておくだけでセンスよく見えます。

同じデザインのメモ帳

私は、無印良品の「植林木ペーパー裏うつりしにくいダブルリングノート」を愛用中。パソコン前の棚に立てて収納しておけば、使いたいときにサッと手に取れて、とても便利です。

5.広く使いたいならL字型デスク、引き出しつきも便利

「そろそろちゃんとしたデスクを」と考える方や、リビング学習を兼ねて用意しようと考えている方もいるのでは?

L字デスク

空間を広く有効に使いたい場合はL字デスクがおすすめ。コーナーを利用した使いやすいワークスペースになります。

 

文房具など、細々としたものをよく使う場合は、引き出し付きのデスクが便利。使う場所のそばに一式まとめられるので、片づけのハードルが下がります。

引き出しつきデスク

その結果、デスク上にものを置きっぱなしにすることが減り、すっきりとした見た目と掃除のしやすさが実現します。

 

とはいえ、詰め込んでしまうと、使いにくくなり、探しものの時間がかかってしまうことに。きちんと仕切り、どこに何があるかわかるように整えておくと、作業効率も上がります

6.壁面フックで簡単に「コード収納」が!

コード類も悩みのタネですよね。モバイル充電コード、イヤホンコードのほか、サッと使いたいケーブルコードは、壁面にフックを付けて引っ掛けておくと便利です。

壁面フックを使ったコード収納

パソコン前に壁面があれば、取りやすい高さにフックを設置すると使いやすいし、絡まる心配もありません。

7.100円グッズを組み合わせた簡単オリジナル収納

それぞれのワークスペースの状況はさまざまなので、自分にぴったりなものがなかなかない場合は、オリジナルアイテムが役立ちます。

100円グッズを組み合わせたオリジナル収納

私は最近、100円の木箱を組み合わせて、タブレット端末とスマホを立てられる充電コーナーを作りました。端末の充電の定位置がコンパクトにまとまり、満足しています。

 

材料が100円グッズなら入手しやすいし、おうち時間を活かして「あると便利だな」と思うものを手作りするのも楽しい時間に。

 

職場のデスクスペースとは違い、家の中のデスクスペースは使いやすさに加えて、インテリアとの調和性やリフレッシュ、家事のしやすさなども考慮したいもの。

 

心地よくてすっきりがキープできる、センスのいいデスクまわりにしたいなら、ぜひ一度見直してみてくださいね。

文・写真/瀧本真奈美