“きょうだい育児”は、毎日てんやわんや。子ども同士の年が近いほど大変ですよね。しかし、きょうだいがいるからこそのメリットも。モデル・近藤千尋さんは、子育てにおける「お姉ちゃん」の存在の大きさに気づいたそうです。
末っ子のイヤイヤ期… 上の子に“良い方向に連れて行ってもらう”のが一番
2人の娘の母でもある近藤さんは、10月に自身のYouTubeチャンネルで末っ子のイヤイヤ期について告白。何をどうしても、全然言うことを聞いてくれない日が多々あるといいます。毎日目まぐるしい日々を過ごしている近藤さんですが、ある日下の子が長女のマネだけは何でもすることに気づきました。
下の子をお風呂に入れるのも大変だという近藤さん。その日は「お風呂入るよ」と声をかけても、かたくなに「NO」と言われ続けて落ち込んでいました。そこに長女がやってきて、「ママ、お風呂入る」とひと言。すると長女のマネをして、末っ子もお風呂に入ってくれたといいます。
近藤さんはその瞬間、「これだ!」と確信。長女に“良い方向へ連れて行ってもらうこと”を意識し、イヤイヤ期を乗り越えたと語っています。
「お姉ちゃん」の存在は偉大! 頼れるところは頼るという考え方
苦手なご飯を長女がバクバク食べているのを見て、マネして食べるようになったという次女。まったく言うことを聞いてくれないときでも、姉のマネだけはするといいます。近藤さんは「お姉ちゃんの存在は偉大」だと改めて実感。長女の存在に日々助けられているようです。
近藤さんは「私の子育ての仕方が間違ってる?」と思う日も、考えすぎても仕方ないとポジティブに思考を転換。すべてを真正面から受け取ろうとはせず、いい意味で諦めたら、切り替えが上手くできるようになったと話していました。
また悩んでいるのは自分だけではないというのが一番の支えになったと語る近藤さん。SNSで「うちもです」とコメントをもらい、自分の子だけの問題ではないことに気づき、ラクになったそうです。逆に同じ境遇のママたちから“胸に刺さりました! すごい共感できました”“近藤さんの言葉で助かりました”などの言葉が。今後もファンの人たちと支え合って、育児を乗り越えていきたいと語っています。
上の子の気持ちになって考えてあげることが大事
芸人・くわばたりえさんも、以前YouTubeで「上の子ばかり怒ってしまう」という悩みを告白。“きょうだい育児”の難しさについて、玉川大学教授・大豆生田啓友先生に相談していました。
この悩みに対して大豆生田先生は、“上の子の気持ちを考えて話すことが大事”だと説明。ただ叱るのではなく、言動に共感してあげることが大切だといいます。最初から「お兄ちゃん・お姉ちゃんなんだから」と責めるのではなく、一緒に問題解決を考えることが重要だそう。上の子と下の子の両方の立場になってあげることで、子どもはちゃんと答えてくれる、と話していました。
そうはいっても、ママたちは日々の育児で疲労困憊。気持ちに余裕がないときもあります。先生はそんなときでも、どこかで上の子と2人だけの時間を作ることを提案していました。下の子がいない状況をつくると、見えていなかった上の子の本当の気持ちが発見しやすいと語ります。
また一緒にいるときは、言葉に出してほめてあげることも重要。大好きだという気持ちをわかりやすく表現してあげることで、上の子も素直になってくれると説明していました。
日々奮闘している“きょうだい”育児も、考え方を変えれば少し楽になるかもしれませんね。
文/内田裕子 ※画像はイメージです
参照/近藤千尋のちぴちゅーぶ「【美羽ちゃん2才記念】2才差育児について語っちゃうよ〜」https://www.youtube.com/watch?v=8KL87_XCYbA
バタやんちゃんねる「【兄弟育児問題】お兄ちゃんばかり怒ってしまう」https://www.youtube.com/watch?v=668AxshW8cQ