太りやすい人と痩せやすい人にはどんな違いがあるのでしょうか。11月13日に放送された『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)では、京都医療センター・浅原哲子さんが太る人と痩せる人の生活習慣の違いを12個紹介してくれました。

食生活に出る太る人・痩せる人の6つの違い

まずは食生活に現れる太る人と痩せる人の違いから。

 

1つ目に、太る人は食事の時に「いただきます」を言わないことが多いそう。食事のだらだら食いが続き、カロリーオーバーに繋がってしまいます。

 

2つ目に自分の食べたいものがわからないこと。自分の食べたいものがわからない人は、偏った食生活を送りやすく肥満の原因になります。逆に食べたいものを把握している人は、食べすぎずバランスの良い食生活に。

 

次に痩せる人の食生活を見ていきましょう。

 

1つ目は食事前に水を飲む習慣。3カ月間にわたり食前にコップ2杯の水を飲み続けた人は、7kgの減量に成功したというデータがあります。

 

2つ目は食事の際にひと口ごとに箸を置くこと。箸を置くと自然と噛む回数を増やして早食いを避けられ、食べすぎないため肥満予防になりますよ。

 

3つ目は1日1杯の緑茶を飲む習慣。緑茶に含まれるカテキンは、痩せ細胞を活性化させ脂肪燃焼を促します。また、夕食が遅くなるときに小分けに食事をとりましょう。おにぎりなどの軽食を早い時間に食べておけばその後も軽い食事で満足できるため、夜中のドカ食いが防止できます。

日常生活に出る太る人・痩せる人の6つの違い

続いて日常生活での太る人と痩せる人の違いを見ていきます。

 

まず1つ目に睡眠不足は太りやすい傾向があります。6時間睡眠の人は9時間睡眠の人に比べて平均3cmウエストが太いというデータがあるため、7~9時間睡眠を推奨。

 

2つ目に朝にカーテンを開けること。日光は脂肪を蓄積しやすくするBMAL1を減らす役割があるため、カーテンを開ける人は開けない人に比べて太りにくいそうです。

 

3つ目に、舌が汚れている人には肥満傾向が。これは舌の汚れで、味が感じにくくなり濃い味を好みやすくなるためです。

 

4つ目は痩せやすい人は気温に敏感という違いが。肌寒い気温は褐色脂肪細胞を活発化し、脂肪燃焼を促すため痩せやすくなります。

 

5つ目は痩せる人は食後に軽く動いていること。食器洗いなどの軽い運動でも、痩せる効果が期待できます。

 

最後に痩せる人の体重を量る習慣について、浅原さんは「日本肥満学会でも1日4回体重を量って折れ線グラフにして記録することを推奨しています」と紹介していました。

クラッカーで簡単チェック! あなたは太りやすい人?

『林先生の初耳学』(TBS系)の公式サイトでは、太りやすい体質かどうかをチェックする簡単な方法を紹介しています。用意するものはクラッカーと時計だけ。クラッカーを食べ始めてから、何秒で甘味を感じるかを計測してください。

 

30秒以上経っても甘味を感じられない人は、太りやすい体質です。太りやすいホルモン“インスリン”が多量分泌するのは、消化酵素“アミラーゼ”が少ない人。クラッカーが甘く感じるのは唾液に含まれるアミラーゼが炭水化物を分解して糖になるためで、アミラーゼが多ければ多い程、早く甘く感じるのです。

 

太る人と痩せる人の生活には様々な違いがありますが、一つ一つは気をつければできるような小さな違い。痩せる習慣を少しずつ積み重ねて、痩せやすい身体になっていきたいですね。

文/内田裕子
参照/MBS公式サイト「林先生も納得! 太りやすい体質かはクラッカーを食べればわかる」https://www.mbs.jp/mbs-column/mimi/archive/2019/05/30/017290.shtml