枡田さんのご家族5人での写真
2020年の七五三の時に家族みんなでパチリ

「パパがいると、家事育児のすごい戦力になります」と話すのは、元TBSアナウンサー・枡田絵理奈さん。夫はプロ野球選手(広島・堂林翔太選手)で、遠征などで不在がちななか、どのように家事や育児に夫婦で向き合っているのでしょうか。

私が寝かしつけ中に、夫は食器洗いや掃除を担当

── プロ野球選手の旦那さんは遠征も多いと思いますが、家事や育児にはどのように関わっていますか

 

枡田さん:

試合で家にいない日も多いですが、その分、主人が家にいるときはすごい戦力になります。子どもの習い事の送迎、お風呂、寝かしつけ、なんでもできますし、逆に私が子どもを寝かしつけている時には食器を洗ったり、ゴミ出ししたり。

 

ちなみに、布団を敷くのも上手です。私は「どうせ布団に入った瞬間にぐちゃぐちゃになるから」と、ササっと済ませて終わり。でも、主人は「旅館かな?」っていうくらい、キッチリやります。主人のほうが、家事の意識はプロフェッショナルかもしれません(笑)。

 

── それはとても心強いパートナーですね。お子さんともよく遊ばれるんですか?

 

枡田さん:

子育ても楽しんでやっていると思います。また、私が疲れていたり、体調が悪いときは、それを察して、子どもたちを連れて外に遊びに行く日もありますね。

 

「ママ、今のうちに寝ておいてね」と言ってくれるので、そのあいだにちょっと仮眠が取れることも。

 

私から、主人に何かしてほしいと言ったことは一度もないんです。“これをやっておくと助かるだろう”ということを見つけてやってくれますね。それに対して私も「助かった!本当にありがとう!」と、感謝の気持ちはしつこいくらい伝えています。

 

── とても理想的な関係ですね。「休みのときくらいゆっくりさせてよ?」とは、あまりならないと?

 

枡田さん:

もちろん疲れている日もあって、ソファーの上で、ゴロンとしながらゲームをしたり、昼寝をしたまま夜になっていたり。そういうときは、“疲れてるんだなぁ、ぼーっとしたいんだなぁ”と、私も何も求めないし、ゆっくりガス抜きしてもらえたらと思っています。

 

お互いが元気でいられるのがベストで、「やるときはやる」、「やらないときはやらない」と、徹底しているんですよ。2人とも余裕がないときは、ふだんは見せないYouTubeを解禁してしまうこともあります。とにかく、ムリはしないですね。

夫(広島東洋カープの堂林選手)とお子さんのツーショット
夫(広島東洋カープの堂林選手)とお子さんのツーショット

どんなときでもご機嫌でいる

── ところで、プロのスポーツは結果が日々ハッキリでる仕事です。旦那さんが思うような成績が出ずに苦しんでいるとき、枡田さんはどのように接していたのでしょうか。

 

枡田さん:

主人が言うには、「結果がいい日も悪い日も、いつもご機嫌だから助かる」そうです。私のなかでは、相談されたら一生懸命考えるし、そっとしておいてほしそうだったら、そっとしておく。

 

ただ、ちょっと今日は元気なさそうだなって思った日は、いつもより部屋をキレイにしたり、好物を1個増やしたり。少しだけ家の中でハッピーを感じられることをこっそりしています。あからさまとか、慰められている感じではなく、ちょっとだけ、小さな幸せを感じられたら、とは思っています。

 

── それは、アスリートをたくさん取材してきたからこそわかるとか?

 

枡田さん:

アスリートを取材すればするほど、人それぞれだなって思います。奥さんがどんどん尻を叩いて…というようなタイプが合う人もいれば、家庭に仕事を持ちこまない人もいますから。

 

── 旦那さんのタイプを見て、判断していると。ただ、アスリートの場合は、食事に関して気を遣いそうですね。

 

枡田さん:

食事に関してはかなり意識しています。バランスのいい食事を考えて、基本的には手作りですね。食事は、健康な体を作るのはもちろん、パフォーマンスも大きく左右するものなので、そこは手を抜かないようにしています。

 

また、私は夕食を2回作るんです。まず、子どもたちの夕飯を作って食べさせて、主人の帰宅に合わせてまた作ります。煮物とか寝かせておいたほうが美味しいものは別ですが、なるべくできたてを食べてもらいたいです。

投資を始めた理由は、農業と同じ⁉︎

── ところで、枡田さんはアナウンサーのお仕事のほかに、いくつか投資もされているとのこと。何かきっかけはあったのでしょうか?

 

枡田さん:

投資といっても大きな額ではないのですが…大学時代から投資について勉強する機会がありました。また、フリーアナウンサーになった後も、株式投資の番組を担当していた影響もあるかもしれません。

 

貯蓄も大切ですが、貯蓄ってたまに手数料がかかったりすると、むしろ減ってない?と感じたこともあって。それに、主人もアスリートなので安定している職業でもないし、私もフリーランスです。

 

やっぱり人生設計は考えますね。ですから、投資はリスキーなことをせず、手堅く増やしていけたらいいなと思っています。

 

── リスクやメリットなど、どうやって勉強されたんです

 

枡田さん:

本を読んだり、仕事でお世話になった専門家の方に教えていただくこともあります。最近はYouTubeなどでも投資についてわかりやすい説明をする先生もいますので、いろいろ見ています。

 

あと、私は投資だけじゃなく、取材でもすごく影響を受けるタイプなんです。農業をやっているタレントさんが来たら、自分も農地を借りるとか。不動産投資の取材をしたら、実際に京都の不動産を探したり。

 

いいと思ったことは深く勉強して、吸収します。いつでも家族が笑顔でいられるよう、投資でも他のことでも、できることからはじめています。

 

PROFILE  枡田絵理奈さん

1985年神奈川県生まれ。成城大学卒業後、2008年TBSに入社。『チューボーですよ!』『スーパーサッカーJ』『NEWS23』など様々な番組に出演。2014年広島東洋カープ・堂林翔太選手と結婚。2015年6月にTBSを退社。同年9月に長男、2017年長女、2019年に次女を出産。現在は広島で子育てをしながらフリーアナウンサーとして活動中。

取材・構成/松永怜 画像/枡田絵理奈 Instagramより