2児のママとして子育てに励んでいる歌手の鈴木亜美さん。10月放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)に登場し、“子育ての秘訣”を紹介していました。育児を経験するなかで、どのようなコツを掴んだのでしょうか?

“先に行くアピール”が意外と効果的?

鈴木さんは2016年に一般男性と結婚し、2017年に長男を、2020年に次男を出産。現在、4歳と1歳の息子を育てていますが、大変なこととして“支度をしてくれない”“パンツ一丁になって踊り出す”とコメントしていました。

 

“男の子ってこうなんだろうな”と理解しつつも、言うことを聞いてくれない子どもに対してイライラするときもあるそうです。鈴木さんいわく、子どもが支度をしてくれない際は“出かけるフリ”をするのが効果的。“先に行きますよ”というアピールをすることで、鈴木さんの様子を見た子どもは急いで支度してくれるといいます。

 

同番組の視聴者からは「私も最終手段で“先に行くアピール”をよく使う」「確かに言葉で伝えるよりも行動で示したほうが効果アリ」といった共感の声が相次いでいました。

人に頼ることが大切!?

言うことを聞かない子どもに対し、どうしてもイライラしてしまうもの。鈴木さんは、イライラ解消法として“人に頼ること”が大切だと語っています。

 

さらに「自分だけで抱え込んでしまうと何でも疲れてしまう」「それこそキャパオーバーになっちゃう」と話した鈴木さん。具体的に“愚痴をもらす”“ささいなことでも口に出す”などの行動を実施すれば、イライラ解消につながるそうです。

 

ちなみに同番組のスタッフが“若い頃はもっと違った?”と質問。鈴木さんは「絶対になかったですね」と答えた後に、「人に悩みを話すなんて絶対にしないタイプ」とコメント。子育てを経験したことで、考え方が大きく変わったのかもしれません。

 

ネット上では「親になると、いろいろな苦労や悩みに直面するから考え方も変わりやすい」「育児は大変なことも多いけど、そのおかげで人として成長できる」といった反響が後を絶ちません。

精神科医直伝! 1日5分でできるイライラしない方法

子育てによるイライラの解消法に注目しましたが、他にも効果的な方法があれば知りたいですよね。以前放送された『ウワサの保護者会』(NHK)には、親子の心のケアを長年おこなっている精神科医・加茂登志子先生が登場。多くの親が実践しているテクニック「無視のスキル」を紹介していました。

 

「無視のスキル」とは子どもの悪いところをスルーして、良い部分だけに注目するというワザのこと。例えば子どもが大声で騒いでいた場合、静かになったタイミングで「静かにしてくれてありがとう」と伝えます。良いことをしたときに褒めれば、悪い行いを改めてくれるそう。

 

また加茂先生はポイントとして“親子の関係を良くすること”とコメント。そこで取り上げられたのが“1日5分でできるイライラしない方法”です。

 

やることは1日5分の間に“褒める、くり返す、まねる、説明する、楽しくする(Doスキル)”を実践し、NG行為である質問と命令、批判(Don'tスキル)を封印するだけ。子どもがのびのびと遊べるため、親子間の絆がより深まっていきます。

 

子育てによるストレスが溜まりがちな人は、今回紹介した秘訣やテクニックを真似してみてはいかがでしょうか?

文/内田裕子  ※画像はイメージです。
参照/『ウワサの保護者会』公式サイト「さよなら! 子育てのイライラ」https://www.nhk.or.jp/hogosya-blog/100/413277.html