以前放送された『平野レミの早わざレシピ! 2021秋』(NHK)では、料理愛好家の平野レミさんがさまざまな“お役立ち絶品レシピ”を紹介。キノコや魚など「秋ならではの食材」を使って、手軽に作れるアイデア料理を披露していました。

さんまの骨を一気に抜くコツは?

まず最初に登場したのは、「さんまの骨抜きパスタ」。さんま2匹にハーブ塩小さじ1/2、黒こしょう・小麦粉各適量をまぶしたら、オリーブオイル大さじ4を引いた鍋でさんまの両面を焼きます。焼けたら鍋から取り出し、さんまの頭を持って骨を一気に引き抜きましょう。平野さんによると、“さんまは温かい状態の方が骨を抜きやすい”とのことでした。

 

続いて鍋の中に、輪切りにした赤唐辛子1本、みじん切りにしたにんにく小さじ2を投入。香りが出るまで炒めたら、薄切りにした玉ねぎ100g、8mm厚さの半月切りにしたナス2本を加えます。野菜がしんなりしたところで、ザク切りにした完熟トマト2個、水500ml、ハーブ塩小さじ2、オイスターソース小さじ1もプラス。沸騰後は半分に折ったスパッゲッティ200gも入れ、フタをした状態で2分加熱してください。時間が経ったら今度はフタを取って、再び煮ること3~4分。

 

あとは麺と具材を器に盛って、さんまと輪切りのすだち1個をトッピングするだけです。さらにすだちの絞り汁1個分やホットペッパーソース適量をかければ、よりおいしくなりますよ。

もちもちの里芋を味わえる“団子汁”!

平野さんはパスタだけでなく、具だくさんな「里芋のもちもち団子汁」も紹介。まず皮をむいてすりおろした里芋250gを、かたくり粉大さじ5、塩小さじ1/8と一緒に混ぜ合わせます。次に鍋を使って、濃いめのだしカップ3、3cm幅にスライスした豚バラ肉200g、1mmの斜め薄切りにしたゴボウ50g、5mm幅に切った生シイタケ3枚、酒・しょうゆ各大さじ1、塩小さじ1/6を入れ、6分間煮ましょう。

 

その後、里芋をスプーンで10等分に分けながら鍋の中に加えます。フタをして5分ほど煮こみますが、密閉すると吹きこぼれが発生するので注意が必要。5分経ったら小口切りにしたねぎ1/2本を入れて、団子汁を器へ移動。最後は細切りにした黄ゆず適量を散らし、お好みで柚子ごしょう適量をかければ完成です。

 

同レシピを実食したハライチ・澤部佑さんは、「里芋がもっちもち!」と感動している様子でした。

ブロッコリーを丸ごと活用!

さまざまなレシピを教えてくれた平野さんですが、以前『あさイチ』(NHK)に出演した際にも簡単レシピを披露。手軽さはもちろん、見た目のインパクトも抜群です。

 

最初に茎を切ったブロッコリー1個を耐熱容器に入れたら、塩水(塩2つまみ、水カップ1/2)をかけます。続いてみじん切りにしたバター10gを散らし、容器にふんわりとラップをかけて7分間レンチン(600W)。

 

ブロッコリーを温めている間に、今度は“たらこソース”を作りましょう。バター10gを溶かしたフライパンで小麦粉大さじ1を炒めた後、牛乳カップ1を3回に分けて注ぎます。よく混ぜながらしばらく煮立てたら、火を止めてほぐしたたらこ30gを加えるだけ。仕上げに温めたブロッコリーを皿に立てて置き、上からソースをかければ「まるごとブロッコリーのたらこソース」が完成です。

 

献立に困ったときは、平野さんのアイデアレシピを参考にしてみてはいかがでしょうか?

文/牧野聡子
参照/NHK公式サイト「さんまの骨抜きパスタ」https://www.nhk.or.jp/lifestyle/recipe/detail/603794.html
NHK公式サイト「里芋のもちもち団子汁」https://www.nhk.or.jp/lifestyle/recipe/detail/603803.html