ダイエットの天敵だと思われがちな“白飯”。実はおかずとの黄金比率を守れば、大盛りでも太らないという信じがたいウワサが。9月放送の『それって!? 実際どうなの課』(日本テレビ系)では、その真相を芸人・チャンカワイさんが体を張って検証しました。

黄金比率6:4の比率でもう太らない!?

大盛りご飯を食べても太らない秘密を教えてくれたのは、お米ダイエットの提唱者・柏原ゆきよさん。自身の著書で「お米は、世界で一番効く『ダイエット食品』です!」と紹介しています。

 

ご飯を食べすぎることによって、太ってしまうと考えている人は多いのでは?しかし本当は、ご飯と一緒におかずを食べ過ぎていることが原因。ゆきよさんが教えてくれた黄金比率はご飯6:おかず4のバランスで、ご飯の量の方が少し多くなっています。

 

ゆきよさんいわく、この比率を守れば1日3合までなら食べても太らないそう。そんな夢のようなウワサを、芸人・チャンカワイさんが検証することに。その内容は「3日間大盛りご飯を食べても実際太らないのか!?」というもの。果たして常識を打ち破ることができるのでしょうか。

チャンカワイさんが立証した黄金比率の真相

今回は4合(約1.4kg)で挑戦。チャンさんは6:4の比率を守りつつ、3食大盛りご飯を食べ続けます。1日目は、朝食にとんかつ定食、昼食に餃子定食、夕食にサーロインステーキ定食をペロッと完食しました。

 

ビタミン・ミネラルが豊富な、野菜たっぷりのお味噌汁は毎食必須。よく噛んで食べることもポイントです。その結果1日目の朝に93.6kgだったのに対し、2日目の朝にはなんと93.1kgに。ただ3食大盛りご飯を食べ続けただけなのに、体重が0.5kg減りました。

 

2日目は5合でチャレンジ。他の条件は変えず、ひたすら大盛りご飯を食べ進めます。3日目の朝に体重を測定すると、93.1kgと前日の体重をキープしているという驚きの結果がでました。なぜ6:4だと太らないのでしょうか。

 

厚生労働省が推進している「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、炭水化物は約60%、脂質と炭水化物は合わせて約40%が理想とされています。ご飯には脂質がほとんど含まれておらず、食事の60%をご飯にすることで自然とバランスのよい食事に。

 

さらに炭水化物は、体内でエネルギーを消費するのに効率のいい燃料に変化。しっかり食べることで、太るどころかエネルギー消費量が増加するそうです。

ご飯を食べることで代謝&栄養バランスがアップ!

ダイエット専門管理栄養士・もえぞうさんも、公式YouTubeチャンネルで「実は痩せるお米の食べ方」を紹介。食べる際の注意点も含めて教えてくれました。

 

ダイエット中の人ほどお米を食べてほしいというもえぞうさん。その理由は2つ。1つ目は、お米で満腹感を得ることで食べ過ぎを防げるから。水分量が多いお米を食べれば、食べる量や摂取カロリーを減らせます。

 

2つ目は、自然と栄養バランスがとれて代謝アップに繋がるから。ご飯を中心とした食事は、栄養のバランスが整った和食がメイン。脂肪燃焼につながる栄養素が摂取でき、代謝アップにもつながります。

 

注意点として上げていたのは、お米を必ず最後に食べること。野菜(食物繊維)、肉・魚(たんぱく質)、お米(炭水化物)の順番が理想的です。量も毎食100g程度に。少量ずつ口に入れて、よく噛んで食べるとさらに効果的ですよ。

 

ダイエットは体に無理がない方法を心がけるのが大切。バランスのとれた食生活で健康的に、理想の体型を目指しましょう。

文/内田裕子
参照/もえぞう・ダイエット専門管理栄養士「ダイエット中こそ食べて!実は痩せるお米の食べ方【糖質制限】」https://www.youtube.com/watch?v=9MYrSZaegy0