やりたいことがあっても、途中で挫折してしまった経験はありませんか? 9月5日に放送された『日曜日の初耳学』(TBS系)にはレスリング銀メダリストの文田健一郎さんが登場。目標を達成する方法について話しています。
ゴールまでの道のりがわかりやすい!
文田さんの人生に大きな影響を与えたというのが、父・文田敏郎さんの“ゴールから逆算する教え方”。父からレスリングを教わるとき、文田さんはまず細かい技術の前に完成形を見せられたと言います。レスリングの技以外でも、「高校の大会はしっかり3連覇しろ」とあらかじめ言われていたそう。
最終目標を明確にすることでやるべきポイントが定まりやすくなった文田さん。父から学んだ教えを胸に努力した結果、文田さんは見事五輪で銀メダルを獲得することに。
まずゴールを定める文田さんのやり方に、視聴者からは「確かにはっきり目標があったほうが努力しやすいかも」「レスリングだけじゃなく仕事にも活かせそうな教え!」と絶賛の声が相次ぎました。
失敗したこともプラスに変える
文田さんは父の教えによってメダルを獲得するほどのレスリング選手に成長。しかし銀メダルも立派な戦績ではあるものの、やはり決勝戦で敗退した際には落ち込んだと言います。
はじめは父に連絡を取るのも躊躇っていた文田さんですが、少しずつ良かった部分も見つけられるように。負けたからこそはっきりと次にやることができたと語りました。さらに文田さんは、競技をしていく中でまだ伸ばせる部分があると思うと断言。
ポジティブに未来を見据える文田さんに、「駄目だった部分から次のゴールを作るのがすごい」と感動の声が尽きません。ほかにも「文田さんの姿を見て諦めたことをもう1度頑張りたくなった」「失敗を振り返るのって辛いけど、自分も実践してみようかな」など、励まされた視聴者が多いよう。
林先生も実践していた!?
じつは今回文田さんにインタビューをした林修先生も、以前東進の公式YouTubeで「逆算の哲学」を伝授したことが。
はじめに、勉強をするとき「英語やらなきゃ」「数学やらなきゃ」とやることを足し算していく方法は、ほぼ100%破綻すると話す林先生。そして林先生がすごいなと感じる人は、目標を先に決める“逆算思考”をしているそう。なにより時間は有限なので、完璧主義は捨てるのがポイントだと語りました。
ただし逆算思考でゴールに向かうときは、やることの優先順位を守るのが重要。目標を達成するために必要なことを見極めないと、失敗してしまうので注意しましょう。
また林先生は受験だけでなく、自分が生徒を教えるときにも逆算の哲学を使っていたと紹介しています。一時期、多数の科目を受け持っていた林先生は、ある日予習時間がたりない事態に。そこで、自分の授業で生徒にどうなって欲しいかを考え、そのために必要な最低限の行動だけを選んだことを明かしました。
いろいろな場面で活かせる逆算の考え方。文田さんや林先生のアドバイスをもとに、自分の目標に向かって頑張れるといいですね。
文/牧野聡子
参照/東進公式YouTube「林修先生から高校生への特別メッセージ~『逆算の哲学』その1」https://www.youtube.com/watch?v=yFRovWLOsmk
東進公式YouTube「林修先生から高校生への特別メッセージ~『逆算の哲学』その2」https://www.youtube.com/watch?v=wwf8bzgDk5o