苦手な野菜と聞いて、ピーマンを思い浮かべる方も多いでしょう。しかしピーマンはビタミンCやβ-カロテンなどを含んでいるほか、抗酸化作用が高いので大人にもおすすめ。今回は、変わり種が楽しいピーマンのアレンジレシピを紹介していきます。

定番の「肉詰め」も意外な具材で食感にメリハリ!

9月放送の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)では、「時短クイーン」と称される長田知恵さんが3色カラーピーマンの肉詰めを作りました。まずは緑ピーマンの肉詰めレシピから。

 

最初にピーマン2個は縦半分に切り、種とワタを取り除いて内側に片栗粉をまぶします。ちくわ1本はみじん切りに。ボウルに豚こま細肉60g、ちくわ、塩こしょう少々、酒小さじ1を入れて揉みこみます。こちらをピーマンに詰め、表面に片栗粉をまぶしてください。フライパンにサラダ油を入れて熱したら、肉側を下にして中火で3分ほど加熱。色がよくなるまで焼きます。

 

裏返した後に、今度はふたをして弱火で4分。余分な油をキッチンペーパーで拭きとり、ハチミツ大さじ1、しょうゆ・酒・みりん各小さじ2、みそ小さじ1/2を混ぜ合わせたものをフライパンに加えます。絡めながら軽く煮詰めたらできあがり。

 

ちくわで旨みが加わり食感に変化も生まれるため、ピーマンが苦手な子どもでも食べやすくなります。スタジオで試食した南原清隆さんは「豚こまが食べやすいのと、ちくわが利いてますね。美味しい!」と絶賛していました。

赤ピーマン・黄色ピーマンには「変わり種」

続いては、「赤ピーマンのポテト詰め」のレシピをご紹介します。

 

まずじゃがいも1個を水で濡らしてふんわりラップで包み、電子レンジへ。600wで3分ほど、柔らかくなるまで加熱します。電子レンジから取り出し、皮を剥きフォークで潰してください。片栗粉小さじ2、牛乳小さじ1、塩ふたつまみを加えてよく混ぜれば、ピーマンに詰める具の準備は完了です。

 

次に赤ピーマン1個を、ヘタと種を取り除き縦半分にカット。具を詰め、それぞれをベーコン1枚で巻きます。爪楊枝で留めて、ポテト側を下にしてフライパンに。こんがり色がつくまで中火で焼き、フライパンの油を拭き取って裏返します。水大さじ2を入れ、フタをして弱火で4分。ピーマンが柔らかくなったら完成です。

 

黄色ピーマンでは「ツナ詰め」を作っていました。オイルを切ったツナ1缶、コーン大さじ2、マヨネーズ大さじ1、にんにくチューブ3cmをよく混ぜてピーマンに詰め、トースター(1000W200℃)で約8~10分焼くだけの簡単レシピ。3色で作れば、彩りも食感も豊かな食卓になりますね。

「揚げタマまぶし」でピーマン丸ごとかぶりつき!

9月放送の『どさんこワイド179』(札幌テレビ)では、「丸ごとピーマンの揚げタマまぶし」のレシピが紹介されました。

 

まずピーマン6個は洗って水気をしっかり拭き取り、包丁の先で2~3カ所穴を空けます。玉ネギ1/4個はみじん切りに。キッチンペーパーで水気を取り、小麦粉小さじ1をまぶしてください。フライパンに1cmほど油を入れて熱したら玉ネギを入れます。時々混ぜながら5~6分揚げ焼きに。薄く色づいたら取り出しましょう。次に、フライパンに残った油でピーマンを揚げ焼きにしていきます。色が強く変われば取り出しの目やす。揚げたものは青のり小さじ1、半ずりにした白ゴマ大さじ1、塩、コショウ少々とさっと和えて盛りつけたら完成です。

 

ピーマンはビタミンCが豊富なので、積極的に食べれば健康や美容への効果も期待できそうですよ。

文/内田裕子
参照/『どさんこワイド179』公式サイト「丸ごとピーマンの揚げタマまぶし」https://www.stv.jp/tv/dosanko_eve/cooking/u3f86t00000bn2o0.html