年間を通していつでも購入できる缶詰。そのまま食べても美味しいのはもちろんですが、料理に活用するとさらにメニューの幅が広がる優れモノです。9月19日に放送された『男子ごはん』(テレビ東京系)では、料理家・栗原心平さんがコンビーフやサバ缶を使った中華レシピを紹介してくれました。
サバ缶で「エビ餃子」って一体…!?
最初に紹介するのは、サバ缶を使った“エビ餃子”のレシピです。
まず、むきエビ200gは背ワタを取って木べらで潰し、香菜8g、しいたけ2個、玉ねぎ30gはみじん切りにしておきます。ボウルに汁けをきった水煮のサバ缶を190g、おろししょうが1かけ分、酒大さじ1、オイスターソース大さじ1/2、片栗粉小さじ1、塩小さじ1/2、黒こしょう適量と、先に切っておいた材料を全て入れてよくかき混ぜてください。
次にスプーンでタネを餃子の皮(大1袋分使用)にのせて包んだら、サラダ油小さじ1を熱したフライパンで餃子を6個並べて強火で焼きます。チリチリしてきたタイミングで水50ccを加えてフタをとじ、中火にして水分が少なくなるまで加熱。フタを外してごま油小さじ1を回しかけて中火のまま、こんがりと焼き目がついたら完成です。残りの餃子も同様に焼きましょう。
国分太一さんもエビとサバ缶の相性の良さに、「おいしいね!」と絶賛していました。
食感が楽しいコンビーフチャーハン
続いては、コンビーフが主役のチャーハンのレシピ。キャベツの食感がアクセントになったひと皿です。
まずキャベツ60gを2cm角に切り、玉ねぎ40gとにんにく1片をみじん切りにします。フライパンにサラダ油大さじ1/2を熱し、強めの中火でにんにくを炒めましょう。香りが出たら溶き卵1個と温かいご飯400gを加えて、フライパンに押しつけるように加熱し炒めてください。
ご飯に油が回ったらフライパンの片側に寄せ、コンビーフ缶80gを入れてほぐします。コンビーフが全体に馴染むように炒めたら、玉ねぎ、キャベツ、小口切りの赤唐辛子を小さじ1加えて炒めてください。好みで塩、黒こしょうで味を整えたら、コンビーフチャーハンの完成。実食した栗原さんは「素朴なうまさですね」とコメントしていました。
缶詰を使えば中華粥も超簡単!
ニッスイの公式サイトでも缶詰を使ったレシピを掲載。今回はその中から、簡単なのに本格的な中華粥の作り方を見ていきます。
使用する缶詰は「帆立貝柱水煮フレーク」。まずは鍋にお湯600ccとご飯を茶碗1.5杯分入れ、軽く混ぜて沸騰させます。「帆立貝柱水煮フレーク」の汁だけを1缶分入れ、フタをして弱火で約12~13分煮込みましょう。
煮込んでいる間に、レタス1枚、しょうが少々をせん切りにして、白髪ねぎ少々を準備しておきましょう。サラダ油大さじ1、塩をお好みで適量入れて味を整えてください。残りの「帆立貝柱水煮フレーク」の中身と、しょうがの絞り汁少々、レタスを加えて混ぜたら火を止めます。
器に粥を盛り、白髪ねぎとせん切りにしたしょうがを盛りつければ完成です。ほたて缶の風味が効いているため、出汁は不要です。サラダ油の代わりにごま油を使ったり、好みでニラや揚げワンタンの皮をのせても美味しいですよ。
うまみが詰まった缶詰を上手に使って、手間を減らしつつ本格的な味わいの料理に作ってみては?
文/牧野聡子 ※画像はイメージです。
参照/『男子ごはん』公式サイト「サバ缶エビ餃子」https://www.tv-tokyo.co.jp/danshigohan/recipe/210919/recipe_669.html
『男子ごはん』公式サイト「コンビーフチャーハン」https://www.tv-tokyo.co.jp/danshigohan/recipe/210919/recipe_668.html
ニッスイ公式サイト「ほたての中華粥」https://www.nissui.co.jp/recipe/00377.html