180528tenpura01

サクサクの“天ぷら”を家庭で作ろうとしても、なかなかうまく仕上がらなかった経験はありませんか? 今回は、少量の油でできるサクサク天ぷらの作り方をご紹介。フライパンひとつでできるので、天ぷら鍋を持っていない人もぜひ参考にしてくださいね。

 

フライパンで作る「サクサク天ぷら」の作り方


5月16日放送の『ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?~』(テレビ東京系)には、ミシュランガイドにも掲載された「てんぷら 阿部」を営む奥村仁さんが登場。天ぷら鍋を使わずに、サクサク天ぷらができる調理法を伝授してくれました。

 

天ぷら鍋の代わりに使うのは“フライパン”。通常平均1~1.5リットルの油を使うところ、フライパンであれば底から2cmほどの油で天ぷらが完成します。ポイントは全部で3つ。1つ目のポイントは、“衣の混ぜ方”にあります。小麦粉を混ぜすぎると粘り気が出てしまい、ボテッとした天ぷらになるので要注意。最初に卵と水をしっかりと混ぜ合わせてから小麦粉を加えて、軽く混ぜ合わせるのがコツです。

 

2つ目のポイントは天ぷらを揚げる“タイミング”。衣を油に垂らした時に、衣が1度沈みすぐに浮いてくれば揚げ時のタイミングです。ただし少量の油で揚げるフライパンの場合は食材を入れる度に油の温度が変化するため、逐一温度を確認していきましょう。

 

そして最後の仕上げである“油の切り方”にもポイントが。油には温度が熱い方へ流れていく性質があるため、天ぷらの先端を油に10秒つけてから取り出します。やりがちな天ぷらを振って油を切る方法だと、どうしても油が衣に残り油っぽい天ぷらになってしまうので注意してください。以上3つのポイントを踏まえたら、サクサク天ぷらの完成です。

 

油の代わりにマヨネーズを使った「揚げずにえびフライ」


つづいては、油をまったく使わない揚げ物レシピをご紹介。キユーピーの公式ホームページでは、油の変わりにマヨネーズを使った「揚げずにえびフライ」のレシピが掲載されています。材料は、えび(8尾)、パン粉(適量)、キユーピーマヨネーズ(適量)のみ。

 

まずは、えびの下準備からスタートです。えびは尾を残して殻をむいて背ワタをとり、腹側に3~4カ所の切りこみを入れていきましょう。ポキッという感触があるまで背側をそらして、えびをまっすぐにするのがコツ。通常のえびフライは卵や薄力粉を使うところ、今回使うのはマヨネーズとパン粉だけ。えびの表面が隠れる程度にマヨネーズとパン粉をつけて、あとはオーブントースターで約5分焼いたら「揚げずにえびフライ」の完成です。

 

実際に「揚げずにえびフライ」を試したTwitterユーザーからは、「この裏技すごすぎる!」「うわー、これでなんでも揚げられるんじゃないの!?」など絶賛の声が上がりました。

 

おいしいけれど、どうしても作るのがめんどうくさい揚げ物。実は工夫次第で簡単に作ることができます。早速、今晩のおかずに試してみてはいかが?

 

文/河井奈津