今や美容に敏感な女性のみならず、男性にも大人気の“オートミール”。ヘルシーで栄養価も高いと、注目を集めている食材です。7月に放送された『スッキリ』(日本テレビ系)では、手間がかからない簡単オートミールレシピを紹介していました。

初心者でも超簡単! あっという間に完成する“オートミールレシピ”

まずは短時間で作ることができる2品から。1つ目はひと晩置いておくだけで完成する「オーバーナイトオーツ」。オートミール30gをボウルに入れ、牛乳適量を浸るぐらいまで加えて混ぜます。後はラップをして、冷蔵室でひと晩(約8時間)冷やすだけ。トッピングでお好みのフルーツやはちみつ、ナッツなどを添えればできあがりです。

 

2つ目は、レンチンで作る「オートミール蒸しパン」。重版がかるほど大人気の『おいしい! かんたん! オートミールでキレイやせレシピ』(新星出版社)の著者でもある、管理栄養士・大越郷子さんおすすめの食べ方です。まずはオートミール50g、ベーキングパウダー4g、牛乳100ml、砂糖6g、塩ひとつまみ、卵1個をボウルに入れて混ぜ合わせてください。混ぜ終わったら耐熱容器に移し、ラップをせずに600Wの電子レンジで3分加熱すれば完成。

 

お好みではちみつやメープルシロップをかけたり、調理の過程できなこやココアパウダーを入れてもOK。具を挟んでサンドイッチのようにすれば、さらに食べやすくなっておすすめです。1日1回30gが適量なので、オートミール初心者という方は量を調節しながら食べましょう。

フィットネス界の大物が教えるオリジナルレシピ

続いてレシピを紹介してくれたのは、今年の5月に開催されたボディビル大会で念願の初優勝を達成したなかやまきんに君。彼のオートミールレシピ動画は、120万回以上再生されているそう。今回のために新しく考えた「中華風オートミール粥」を教えてくれました。

 

まず初めに、ボウルにオートミールレシピ30g、水150~200mlを入れましょう。椎茸1個を食べやすいようにブロック状にカットし、オートミールレシピと一緒に鍋にイン。温まったら茹でた鶏むね肉適量、だし少々を入れ、さらに約2分温めます。温め終わったら器に盛って、ねぎ適量をちらせば完成。

 

調理時間はたったの3分。試食したゲストの経営コンサルタント・坂口孝則さんは、“酔っ払って食べたら、普通のお粥かと思って食べちゃう”とその食べやすさを大絶賛。これなら簡単にできるので、小腹がすいた時にもぱぱっと作れてしまいますね。

サステナブルな社会のために今できること

近年日本の大手企業を中心に、環境や社会への配慮を求める動きが活発化。今年は特に「SDGs」や「エシカル消費」という言葉を耳にする機会も増えてきているのではないでしょうか。地球にも身体にも優しいサステナブルな食材「代替食」。その中でも“オートミール”は、他の代替食より認知度は高いようです。

 

以前実施された「サステナブルな食品・飲料に関する消費者の意識調査 代替食編」(日本インフォメーション(株)調べ)では、20代男女の認知が7~8割、喫食経験が3割と相対的に高いことが判明。“アーモンドミルク”や“代替肉”などよりも、認知されていることがわかりました。またオートミールに関しては、「肥満を防ぎそう」「栄養が豊富そう」と感じる人も多く、今後環境問題の解決につながる重要な食材となっていきそうです。

 

“オートミール”は便秘改善、肌の改善など身体に嬉しい効果ばかり。それだけでなく、今後の未来を変えるかもしれない可能性がある食材です。まだ食べたことがないという方は、一度手にしてみては?

文/内田裕子
参照/日本インフォメーション株式会社「~サステナブルな社会のために「食」ができること~消費者の意識調査 代替食編」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000048646.html